消防士なのに合コンでモテないのは何故なんですか?
今回はこういった疑問にお答えします。
ちなみにこの記事を公開した直後は題名に「コンパ」という言葉を使っていたんです。
っで、早速この記事を読んで頂きました現役消防士のフォロワーさん@vMIDORIvさんから、以下のような温かいツッコミを頂きました。
なるほど…
「合コン」「飲み会」🍻
「コンパ」っていう言葉、もはや化石レベルだったんですね😶
いや〜かなりお恥ずかしいですが、クスクス笑って頂けたのが幸いでした(笑)— akira-san@ (@akira_blogger) February 20, 2020
@vMIDORIvさんありがとうございます。ちゃんと「合コン」に書き替えましたよ~。そして失笑させてしまいましたことを心からお詫び申し上げます。
このようなアドバイスを頂きつつ、この記事ではボクの恥かしい過去を公開したいと思います。
この記事の想定読者
消防士なのに合コンでモテないのは何故なの?って悩みに悩む20代の消防士
想定している読者は、上記のとおりです。
この記事の信頼性
ボクは20代の若手消防士時代、合コンで数々の失敗を繰り返してきました。目を覆いたくなるような失敗例のごく一部をご紹介します。
この記事では、消防士なのにモテないのは何故なのか?についてボクの失敗例を元に解説します。
先に結論
です。
消防士なのになぜコンパでモテないんだ…って勘違いしていた頃を思い出してブログを書いているんですが…
記事にアウトプットしていると物凄い羞恥心に苛まれます
思えば当時、恋愛本を買いあさって、トライ&エラーを繰り返していたなんて…
職場以外で一体どこに本気を出していたんだって…思ふ
— akira-san@ (@akira_blogger) February 16, 2020
繰り返しますが、この記事は120%ボクの実体験によるものでして、物凄い羞恥心に苛まれながら書いています。
女性としゃべるのが苦手でない方や、過去に少しでも女性からモテた経験のある消防士の方には不向きな内容となっていますのでご了承ください。
では始めますね。
【悲報】これがモテない消防士の勘違い合コンです
モテない消防士の勘違い合コン1:そもそもファッションセンスのなさ
クソほどモテない消防士だった20代前半のボクのファッションは「マイルドヤンキー」風。
サングラス、胸元を開けて、ネックレス、クロムハーツにダメージジーンズ、VANSのスリッポン…みたいなやつです。まあ、一言で言うなら「輩」スタイル。
当時のボクはこれが最強のスタイルだ、ってな感じで精一杯の自己表現をしていました。いわゆる目を覆いたくなるような勘違い野郎ですね。
ではなぜこんな痛々しいまでに、エッジを利かせたファッションをしていたのかと言いますと、消防士って消防署で「執務服」っていう作業服を着ています。あの青い服ですね。言うなれば圧倒的に「脱・個性」なわけです。
中には、執務服の下に着るTシャツにこだわりを持って、「絆」とか「〇〇FIRE」みたいなバックプリントモノを着たり、首元にファ〇テンのような磁気ネックレスを付けたりして「間違ったオシャレ感」を出していた同僚や先輩消防士もいましたが、それはそれで中々のもの…
要はその個性の無さに対する反骨精神と言えばいいのでしょうか…非番日や週休日には「ちょっといつものマジメな消防士を脱ぎ捨ててやるぜ!」という、解放モードに入るわけです。
雰囲気的には高校生が「放課後は精一杯オシャレしてやるゼ」っていうやつです。
で、ボクの場合、コンパの時は決まって上記の「マイルドヤンキー風」コーデをして「オレはプライベーではヤンチャだぜ」みたいなのをムンムン出していきました。(いえ、決してヤンチャじゃないんですよ…当時はホントに女の子としゃべるのが苦手だったのに、背伸びしてたんです…今から思えばイタすぎます…)
っでプライベートでは絶賛サーフィンをしていましたので、コンパの自己紹介の時には「趣味は波乗りっス」みたいな感じで言うんです。マイルドヤンキーが…
そりゃあそんな消防士、合コンでモテるわけがないですよね。ぶっちゃけドン引きされていたのだと思いますが、その時はボクの中に意味不明な自信があったので気が付かなかったわけです。
モテない消防士の勘違い合コン2:自意識過剰なのでしゃべらない
今から思うと、もう本当に意味不明な自信があった20代です。自意識過剰も甚だしいというか、消防士が合コンに行けば勝手にモテると思っていましたからホントに理解不能です。
っで、マイルドヤンキー風にキメているにも関わらず、ほとんど女の子としゃべらないんですよ、気持ち悪いですよね。まあ正確には、極度の口下手でまともにしゃべれなかったんです。
当時のボクは恐ろしく口下手で、女の子としゃべることが大の苦手。ぶっちゃけ合コンで何をしゃべったらいいのか分からない。隣の席の女の子と対面の席の女の子を沈黙させるのが得意でしたね。
まだ、向こうから話かけてくれる女の子には「あ、うん…」「へ~、そうなんだ…」みたいな感じで受け答えは出来ていたのですが、結局話を広げられず、ひたすら出された料理とビールを飲みまくる状態でした。
モテない消防士の勘違い合コン3:しゃべったと思ったら職場の愚痴
合コンも中盤になり、イイ感じで酔っ払ってくると、さすがにボクも少しはしゃべれるようになってくるのですが、話す内容と言ったらなんと職場の愚痴。
「そうそう、この前職場の先輩にさ、『ポンプ車のワックスの拭き取りが甘いぞ!』って言われてね…いちいち言うことが細かいんだよね…」
とか
「下っ端の消防士ってメシ作りをしなきゃならないんだけど、『この味噌汁、まさか化学調味料は使ってないだろうな?ちゃんと自分でダシを摂ったんだよな。』ってオッサン消防士から言われて参っちゃうよ…」
みたいな。
マイルドヤンキー風の男がこんな愚痴を延々と話すもんだから、圧倒的にキモイ…女の子からしたら「へ~そうなんだ~、消防士の世界って厳しいんだね…」みたいな返ししかできないですもんね。
ほんとに恥ずかしいやら情けないやら…
モテない消防士は「ファッション」「匂い」「筋肉」で多少は誤魔化せる
ただ、ボクもさすがに分かってくるんです、なぜモテないのか、なぜいつもウケが悪いのかって。もっと早く気付けよ…って今なら思いますが、勘違いしている人間ってこんなものです。
モテない消防士はマイルドヤンキーを辞めた
っでまあ、結論的には服のセンスが圧倒的に悪いわけです。だいたい女の子とまともにしゃべれないチキン野郎なのに、背伸びしてヤンチャ感を出している「マイルドヤンキー風ファッション」がイタイ…今から思えばもうイタイどころの話ではないです、永久追放レベルです。
コンパを何回も繰り返していくうちに、女の子ウケの悪さをおぼろげながらも気付き始めていましたので、ちょっとイメチェンしようかなと。
当時はネットの「2ちゃんねる」が流行っていて、「チャラい消防士には近づかない方がいいよ」とか「ネックレスをしている消防士にロクなやつはいない」みたいな投稿が結構あったんです。
そりゃあ、マジメなイメージのある消防士がコンパに来て、チャラチャラした格好していたら「この人何?」みたいな不信感しかありませんからね。
なら、どんなファッションが良いんだろうって…
もともとボクはサーフィンが狂うほど好きでしたので(純粋にサーフィンが好きなだけで服とかにはヤバいくらい無頓着でした)、なんとかサーカルチャー感を出したくて…けどHurleyだのVOLCOMだのはチャラい…
っで行き着いたのがpatagonia。
雑誌で見てると「この冬のマストアイテム!大人の男を目指すなら、狙い過ぎないpatagoniaのダウンがおすすめ!」みたいな感じで掲載されていたんです。
ちょうど当時、ボクが大好きだったデイヴ ・ ラストヴィッチっていうプロサーファーがいまして、patagoniaのアンバサダーをやっていたこともあって、彼のスタイルを大研しました。
ぶっちゃけ値段は張りますが、patagonia作戦を決行してからは、合コンで女の子から白い目で見られることはなくなりましたから、そこそこ効果はありました。
モテる消防士の先輩が使っている香水を使うことにした
次に手を出したのが香水です。
当初、男が香水を使うなんて、下心見え見え感満載で嫌だったんですよ。
当時は「マイルドヤンキー風」から「patagonia大人風」の男にシフトしていた真最中。(あくまで当時のボクの頭の中ではそういう革命が起こっていました。)
自分の中では、「落ち着いた大人」を目指していたので、「やっぱ香水ってチャラいでしょうよ…」って思ってましたから。
先輩が言うんです。「女はな、ニオイだニオイ」って。
「え、ニオイってどういうことっスか…」
「オマエ香水付けてないのか…バカだな、エチケットだよ、エチケット…次のコンパの時に貸してやるから1回試してみろよ。」って。
っで決戦の日、合コン会場の居酒屋の前で「これはな、付けすぎると駄目なんだ、首元と手の甲につけるんだぜ」って言って先輩がシュッシュっとしてくれました。
っでいつもどおりコンパが始まりました。いい感じに盛り上がってきた時、隣の女の子が「ちょっと最初から気になっていたんだけど、芸能人のニオイがするんだよね」と言って、なんとボクの首元をクンクンするんです。
突然のことでしたので、不意討ちを喰らった感じでした。
「へっ?芸能人のニオイ?ああ、香水ね…ハハ…エチケット、エチケット…」と若干テンパりながら、先輩の言葉の受け売りが精一杯。
けど、内心、何なんだこの効果は…って。
その女子も酔っ払ってるとはいえ、初対面の男の首元をクンクンしてくるなんて…モテない消防士街道を突っ走っていたボクにとっては、まさに夢の様な状況でしたので相当びっくりしたわけです。
だからこの時確信しました。香水の魔力というか、香水こそがモテない消防士の救世主でしょ、って。
っでこの日をきっかけにボクも速攻で香水デビューしました。
モテない消防士はターゲットを絞った
ボクは消防士の中でも小柄でどちらかと言えばキャシャな体系でしたので、マッチョ路線の消防士には歯が立ちませんでした。
アメリカの消防士のカレンダーのような、「ムキムキファイヤーファイター」とは180度違うタイプですね。
ただ、サーフィンをしていたのでそんなにだらしなくもなく。無理やり言うなら「細マッチョ系」ってやつです。まあ、一般的に言う「締まった身体してるね〜。何かしてるの〜?」ってくらいのレベル。
ボクは消防士のくせに筋トレが大嫌いで、消防学校でも出来ればしたくない、ってくらいの筋トレアレルギー。なので筋肉は人並みにちょっと毛の生えたくらいのレベル。
ただですね、合コンを何回かするうちに女の子の需要というものが分かってきたんです。決してムキムキマッチョ体系の消防士だけがモテるわけじゃないって。
実は時々言われていたんです。「細いわりには力こぶ凄くない?」って。
ボク、自分で言うのもなんなんですが、上腕二頭筋と大胸筋がそこそこ発達していて(といってもたかがしれていますよ〜)、1ミリだけ自信があったんです。
っで「よし、上腕二頭筋と大胸筋フェチ狙いにしよう」と…まあ単純ですよね。
そうやって「上腕二頭筋&大胸筋フェチ狙い」に路線を決めてからは、ひたすら、ベンチプレス、ダンベルバタフライ、アームカールの3種目だけをやる。
サプリメントは、トレーニー業界では有名な太らないブロテイン。
当時のボクはまだ20代でしたので、筋トレを3カ月も続ければそこそこパンフアップしてくれるんですね。
身体が仕上がった3カ月後、ちょうど季節は夏を迎えていました。っでコンパには、ワンサイズ小さ目のpatagoniaのTシャツで上半身アピール。
当時流行った「ピチT」ってヤツですね。
この「上半身パンプアップ&ピチTシ作戦」が、果たしてモテたのかどうかは分かりませんが、「やっぱ細くても消防士さんだから腕は太いんだね〜」みたいな感じでネタにはなってましたのでまあ、プラスですよね。
【悲報】結局モテない消防士は、劇的にモテるようにはならない
結局色々と努力はしましたが、残念ながら劇的にモテるようにはならなかったんです。オシャレをしても、イイ匂いをさせても、筋肉を付けても…
理由は冒頭でもお話しましたように、圧倒的な口下手野郎だったから。
とにかくシラフでは女の子とまともにしゃべれなかったんです。
当時のボクは合コンの前に缶ビールをコンビニで買って、ほろ酔い状態で緊張を和らげて会場に乗り込むというチキン野郎でした。
ほろ酔いでようやく何とかしゃべれる感じです。
それでも好みの女の子が自分の隣に座ると、もうガチガチに緊張して本当にしゃべれない。普通、自分の好みの女の子が隣に来たらテンション上がるでしょ?って思うでしょうが、逆なんです。
ボクは口下手なくせして、理解不能なほど自意識過剰でしたので、正常な人が抱く逆の心境になるんです。酷いもんです。
もうホントに緊張しまくるので、こうなったら酔っ払うまで飲むしかない、ってことで一心不乱に暴飲暴食。っで調子良く酔ってきた頃には席替え、みたいな感じです。
なので隣に座った好みの女の子とはほぼしゃべることはありませんでした。
今思えば、人生の数々のチャンスをボクは無駄にしていました。(大げさに書かせてください)
合コンから帰ったら、毎回自宅のベッドの上で「これじゃダメだ〜」って感じです。
っで当時は、こんなチキンな自分をどうにかしたくて、ネットで「恋愛 本」とか「モテる 本」とかでググっては、ありとあらゆる「教養図書」を次から次へと購入していました。
人生で一度に10冊以上の本を読んだのはこの時くらいですかね。
なんせ消防士なのにモテないというジレンマと、とにかくモテたい一心でしたので、そりゃあもう必死。
結論的には「消防士をやっててモテなきゃ本を読め!」ってことです。
ボクは先ほどもお話ししましたとおり、理解不能なほどの自意識過剰男でした。なので「身体を仕上げてきたオレがモテないはずがない」という恐ろしい勘違いから、話すテクニックなんて関係ないや、って感じで知ろうともしませんでした。
まあ、もともと本を読む習慣がなかったというのもありますが、「合コンでモテるために本を読む消防士なんて、ただのキモイ野郎だ」なんて思っていましたから。つまりこれも「自意識過剰」が邪魔をしていたんです。
ただ、このいわゆる「恋愛テクニック本」とうのは、単純に面白い。というか、マンガ以外でこれほどまでに頭にすんなり入ってくる本はありませんでした。
世界が広がるというか、「女の子としゃべる」という些細なことに関しても、それなりの「理論」ってものがあるんだな、と思い知らされたわけです。
仕事でも同じじゃないですか?知識がない状態で現場や訓練に挑んでも、失敗ばかりしますよね。
ある意味合コンでも一緒なんですよね。(マジメに言うのも変ですよね、スルーしてください。)正しい知識をインプットしないとレベルアップしませんからね。(っであくまでも、ボクのように口下手な消防士の方だけですよ)
ただし本の知識だけで、すぐにどうこうなったというわけではありません。
ヒマがあれば家の近くのコンビニでメンズファッション誌を立ち読みし…
職場では「いや、今度の救助指導会に向けて体力錬成しているんです」と上司に言いつつ、コンパにフォーカスした筋トレに勤しみ…
何度も本で読んだことをインプットして、コンパでアウトプットする…
このような惜しげもない努力をした結果、それなりに女の子としゃべれるようになったので…(大げさでスイマセン。けど当時のボクにしては仕事そっちのけでまあ相当頑張ったかなと。)
だから、本気でコンパに挑むなら、本はやっぱり読む価値有りですね。
「消防士なのに合コンでモテないのは何故なんだ~」のまとめ
繰り返しになりますが、クソほどモテない消防士のボクが繰り返していた「勘違い合コン」とは以下のようなものです。
- そもそも「マイルドヤンキー風」ファッションがイケていると勘違いしていた
- 理解不能な自意識過剰と口下手でとにかく女の子としゃべらなかった
- ようやく女の子としゃべったと思ったら今度は職場の愚痴ばかり
まあ、こうやって改めて文章にまとめてみると、我ながらかなり恥ずかしいです。こんなことを20代前半の合コンでは繰り返していたので、圧倒的に女の子ウケが悪かったのも激しく納得できます。
っで当時のボクがわりと本気で取り組んだ「モテない消防士脱出作戦」が以下のようなものでしたね。
- マイルドヤンキー風のファッションを辞めてpatagonia作戦を決行
- 先輩が使っている香水を使うことにした
- 「上腕二頭筋&大胸筋フェチ狙い」にターゲットを絞った
色々やりました。我ながら頑張ったと思いますね。結果が出ていたのかどうかは定かではありませんが、当時は良しとしてました。
ただし、モテない消防士のボクを決定的に変化させたのは「本を読む」ってことでした。
大げさじゃなく本で救われたのは確かですね。ぶっちゃけ合コンだけでなく職場でのコミュニケーション能力もレベルアップしましたからね。
なので、「モテない消防士」から脱出したいのなら、本は必須ですよ。
では来る「合コン強化月間」に備えてくださいね。
今回は以上となります。