【絶望的】公務員の再任用職員がとにかく使えない…消防署の悲鳴

現役の消防職員なんですけど、再任用の先輩職員が使えなくてイライラしています。

全く仕事をしない人もいますし、仕事をしたとしても「でかい顔」をして、かき回すだけだし…

 

今回はこういった悩みにお答えします。

 

 この記事の想定読者

 

現役の消防職員で「再任用職員が使えない」とイライラしている就職氷河期世代の方

 

想定している読者は、上記のとおりです。

 

 この記事の信頼性

 

ボクは過去に消防職員として17年間働きました。

現在でも現職の消防職員と交流があるため「現場の生の声」を聞く機会が多いです。

 

この記事では、消防組織の中では、公務員の再任用職員はぶっちゃけ使えないということについてお話していきます。

 

なおこのブログでは到底お話できないような田舎の消防士の裏事情については以下のnoteで公開しております。

 

ブラック過ぎてネットには上がってこない情報が盛り込まれていますので気になる方は覗いてみてください。

\田舎消防の裏事情はこちらから/

※noteに無料登録すれば未公開部分が読めます。

 

 

 先に結論

 

消防組織に限っては、公務員の再任用制度をぶっちゃけ廃止するか、採用者のスペックを慎重に見極めるべきです。

 

では始めますね。

 

そもそも「使えない」先輩公務員が増える再任用制度って何?

 

先にお断りしておきますが、ここからのお話の対象となるのは、あくまでもボクが現職時代に目の当たりにした「再任用者の平均論」でして、決してすべての再任用者をDISすわけでわありませんのでくれぐれも。

 

再任用職員が各所属に現れ始めましたよね。ぶっちゃけ今までは「一握りの上層部」のみに許された、関係機関への「天下り」のみでしたが、ここ数年は言うなれば「公平な」再任用制度が採用され、ぞくぞくと先輩方が職場に戻って来ています。

 

しかし、現場レベルではどうでしょうか?そんな先輩方は真摯に仕事に取り組んでくれていますか?

 

ぶっちゃけそんな神のようなOBは、見渡してもほとんどおれらませんよね。一日中「草むしり」をしていたり、「採用1年目でもできるような事務」を1日がかりでやったり…

 

スミマセン…愚痴はともかく再任用制度については、平成27年に内閣官房内閣人事局が、制度の概要の発表をしてます。

 

【再任用制度】 定年等で退職した国家公務員の公務で培った 知識・経験を公務の場で活用していくとともに、 60歳台前半の生活を支えるために設けられた 制度です(平成13年4月導入)。
【ポイント】
再任用制度とは
 定年退職等により一旦退職した者を、1年以内の任 期を定め、改めて採用することができる制度です。  フルタイム勤務と短時間勤務の二つの勤務形態があ ります。  再任用職員の給与は定年前と異なります。 (採用の際、改めて格付けが行われます。)

内閣官房内閣人事局 【平成27年度】再任用を希望される皆様へ

 

明確に定義されていますね。「60歳台前半の生活を支えるために設けられた 制度です」とのことです。要はこれがそっくりそのまま、地方公務員である消防組織にも準用されているわけです。

 

っで、この再任用制度の注目すべきところは、あくまでも定年退職者を救済するための制度であって、現職のことは度外視されているってことです。

 

【残酷】公務員の再任用制度が「使えない」消防職員を生み出す理由

 

以前下記のようなツイートをしました。

 

 

バブル期当時の公務員って、民間企業と比較して「給与が安い」と言われるなどして、地味でつまらない就職先とされていました。とりわけ、就職活動を行う大学生からも過小評価される雰囲気となっていたようです。

 

色々と調べてみると、1991年の有効求人倍率って、なんと1.40倍を記録しています。これって圧倒的な売り手市場と言えますよね。

 

この時期に公務員になった先輩方が口を揃えて言うのは「手と足が動かせれば、ほぼ顔パスみたいなものだったんだぜ」ってことです。

 

よくそんなことを堂々と自慢げに言えるもんだな…って個人的には思います。だってそれって結局は「自分たちはレベルの低い職員なんです」って言っていることと同じなんですから。

 

ボクがフォーカスしているのは、この超売り手市場の時期に公務員になった「バブル世代」の方達。「俺らの時代はな、簡単に公務員になれたんだぜ」って言う、今の50代後半の公務員の先輩方ですね。

 

つまりこの世代って、超売り手市場に顔パスで公務員になって、バブル崩壊以降の公務員の恩恵をこの上なく受けてきた「目出たい人達」でして、こんな人たちが働くわけないですよね。

 

実際どうでしょうか?過去の仕事の履歴を見ると酷いもんですよね。特に消防組織の中で「予防業務」に携わっている職員さん、どうですか?昭和60年代から平成1桁代の消防検査書類を見てください。酷い処理内容が残っていませんか?それって今の再任用職員の先輩方がやってきた仕事です、全部。

 

杜撰な仕事をしてきた人たちが、みなさんの職場に「奇跡の生還」を果たし、「再任用兵」として戻ってきているのですから…まともな仕事ができるわけないですよね。

 

【悲報】公務員の再任用制度で使えない消防職員を支えるのはあなたです

 

記事の前半で、「再任用制度は、あくまでも定年退職者を救済するための制度であって、現職のことは度外視されている」ってことをお話しました。

 

これから救済されていく職員は上記でもお話ししました「バブル世代」です。実はこのバブル世代って、組織の中で在籍する人員ボリュームが大きく、いわば今後の「再任用予備群」となるんですよね。

 

ではこの大量の「バブル世代」を誰が支えるのですか?今現役のあなたですよね。

 

あなたが公務員試験を受けた際、社会はどんな感じでしたか?おそらく就職氷河期真っただ中で、公務員試験の倍率100倍とか150倍とかの狭き門を、苦労して潜り抜けてようやく公務員になれた状況じゃなかったでしょうか?

 

そのくせ、実際に働きだすと、なかなか後輩も増えずに長い下積み期間を経験させられ、就職氷河期世代特有の「真面目さ」や「辛抱強さ」が重宝されて、「楽観的なバブル世代」から都合のいいように仕事を振られてこなかったでしょうか?

 

苦労して公務員世界に入り、入った後でも苦労して組織の中で働き続けて…っで、自分が中堅になってふと気が付くと、今度は簡単に昇任できなくなって、給料が伸び悩んで…そんなあなたが、今度は、「悠々自適」に過ごしてきたバブル世代のケツを拭かされる…あり得ないですよね?

 

バブル世代なんて、給料やボーナスも今に比べればそこそこ良くて、適当に仕事して、何も考えずに歳を重ねてき先輩方です。今では考えられないような「中抜け」、「公用車の飲酒運転」、「事故や不祥事のもみ消し」…こんなのが組織に蔓延していた時代です。

 

ご存知のとおり、バブル世代はほとんどが年功序列で、いわば「半自動的に」管理職のポストに付いています。今や、過去の自分たちの不祥事を棚に上げて、「コンプライアンスを守れ!」とか「不祥事を起こすなよ!」なんて信じられないことを言っています。

 

次はこんな人たちをあなたが支えないといけないって、皮肉じゃないですかね?

 

【結論】公務員の再任用制度自体が使えないので見直しが必要

 

ここまではかなり感情的になって申し訳ありませんでした。ご気分を害された方にはお詫び申し上げます。ただご理解頂きたいのは、就職氷河期世代の職員には、この皮肉なジレンマが自分たちが退職するまで一生付いて回るよ、ってことです。

 

以前下記のようなツイートをしました。

 

 

今後、再任用される職員に期待はできません。ぶっちゃけ期待どころか「よくも再任用を選んだな…今までさんざん迷惑かけてきたのに、まだ現職に迷惑かけるのかよ、どうかしてるぜ…」くらいの心情です。

 

確かに中には真面目に仕事をされる再任用職員もおられます。でもほとんどが「税金泥棒」状態。

 

60歳過ぎて現場活動ができないから、日勤のポストを探す。けど日勤で働けるポストがあっても、その仕事ができる能力がないから、無理やり「どうでもいい仕事」をさせている…って感じです。

 

その「どうでもいい仕事」をできないなりにも、一生懸命やっていたら話しは別です。しかし、中にはそれを放棄している人もたくさんいます。逆に、現職時代の「管理職スタンス」を引きずったまま、「デカい顔」をして仕事をかき回す輩もします。

 

いずれにしてもこのままでは、結局現職に「シワ寄せ」が来るってことです。

 

再任用制度を消防組織に準用するのには、やはり相当無理がある

 

消防組織でこの再任用制度を準用するのには無理があります。

 

なぜなら今までお話してきたとおり、使えない再任用職員を増やしてしまうからでして、コスパは最悪だからです。

 

それならば、完全に廃止してしまうか、最低でもしっかりとした人選をすべきです。

 

 

上記のとおり「再任用採用試験」を実施して、現役時代にそれなりの業務を経験してきた職員のみを採用させるべきです。

 

たとえば、予防業務に携わってきた職員を優先させて再任用すれば、少しは現職の事務量の負担を軽減させることはできます。

 

たとえば、救急の経験と機関員の経験が長ければ、日勤時間帯の救急機関員として使えます。

 

少し考えればいくらだって改善案は出てきますよ。

 

今までのように闇雲に再任用させるのは、正直辞めにしませんか?

 

今回は以上となります。