消防の意見発表会のネタに困って本当の意見発表をしたらザワついた件

現役の消防士なんですが、意見発表会の出場隊員として推薦されちゃって…ぶっちゃけネタに困ってます。

ネットでググってもバレそうだし、自分で書いてもどうせ上司に突っ込まれるし、なんだかやる気が出ません。

いっその事、ホントの意見発表しちゃおうかな…

 

今回はこういった疑問にお答えします。

 

 この記事の想定読者

 

  • 消防職員意見発表会の参加に推薦されてしまってネタに困っている人
  • 【消防 意見発表会 ネタ】でググりまくっている人
  • いっそのこと本当の意見発表をしてやろうかな…と目論んでいいる人

 

想定している読者は、上記のとおりです。

 

 この記事の信頼性

 

ボクは過去に現役公務員(消防士)として17年間働きました。

在職中に消防職員意見発表会は3回出場してます。

消防士長時代の意見発表会では会場をザワつかせた経験アリです。

 

この記事では、「消防職員意見発表会のネタに困った場合、一体どうしたらいいのか?」ついて解説します。

 

毎年消防の意見発表会の時期が来るたびに、自分が選ばられないかドキドキしますよね。

特意な人は良いけど、自分にはそもそも意見もないし、ホントにネタがない…みたいな。

 

この記事を読めば、消防職員意見発表会のネタに困った場合でも、胸を張って自分の意見を主張できるようになりますよ。

 

なおこのブログでは到底お話できないような田舎の消防士の裏事情については以下のnoteで公開しております。

 

ブラック過ぎてネットには上がってこない情報が盛り込まれていますので気になる方は覗いてみてください。

\田舎消防の裏事情はこちらから/

※noteに無料登録すれば未公開部分が読めます。

 

 

 先に結論

 

消防の意見発表会でネタに困った時は、建設的な表現でリアルな自分の思いを発表する。

 

これに尽きます。

 

では始めます。

 

ネットで【消防 意見発表会 ネタ】をググる人は月に110人もいる

 

ネットで【消防 意見発表会 ネタ】をググる人って一体どれくらいいると思いますか?キーワードの検索ボリュームをフリーソフトを使って調べてみると、なんと1カ月に述べ110人もおられます。やはり、皆さん消防の意見発表会のネタ探しに苦労しておられるようですね。

 

ネットでこれだけググられるということは、「過去のネタをコピペしようかな…」と考える消防職員が本当に多いってことです。このあたりからして意見発表会をやる意義というのが問われるわけです。

 

ボクも現役時代「こんな意見発表会ってやる意義あるのかよ…どうせありきたりのどうでもいい意見しか言えねえじゃねーか。」って「意見発表会をやる意義」というのを署員同士でブツブツと言っていた記憶があります。

 

しかし天下の全国消防長会が主催しているイベントですので、そんなブツブツ文句を言っても、無くなるはずがないんですよね。

 

【失敗談】消防の意見発表会のネタは【コピぺのツギハギ文章】

 

ネット上で【消防 意見発表会 ネタ】をググって、コピペのツギハギだらけの文章で意見発表してしまったボクの失敗談をお話ししますね。

 

ボクは2回目の意見発表会の時に、半ば無理やり選ばれました。無理やりというか、アミダクジですよアミダクジ…(現実的にはこんなモノなんですよ、消防長会さん)なので、意見なんてないし、書きたいこともない…ホントにネタ探しに苦労しました。

 

しょうがないので、ネット上の過去の意見発表会のネタをいくつか見つけて、「ツギハギコピペ文章」をアレンジしつつ、あたかもオリジナル文章のようにするわけです。

 

しかしバレるんですね…やっぱりなんとなく違和感ありますからね。「おい、それって自分で考えた文章なの?どこかで聞いたことあるぞ…」という感じで敏感な上司が嗅ぎつけます。

 

あ、そうですか?ちょっと練習不足でしたね…もうちょっと文章に手を加えて修正してみますね…ハハ…

 

という感じでパンツにびっしょりと汗をかいた経験がありますので、「ツギハギコピペ文章」は辞めた方がいいです。

 

ただ、現役時代のボクにとってはすごく解せないことがありまして、意見発表会のリハーサルの時って、どうして上司たちは「にわかプロヂューサー化」するのかってことです。「抑揚が足りない」だの「リズムが悪い」だの…

 

ほっとけよ!って思っていました。

 

消防の意見発表会のネタを本気で考えたら実は無数にある

 

消防の意見発表会のネタって実は無数にあります。自分が気が付いていないか、もしくは仕事に対する興味が圧倒的に少ないかのどちらかなんです。

 

仕事に興味がないのはそれはそれで問題ですが、自分が仕事をする上で「ん?これって何でこうなんだろう?もっとうまくいかないかな?」ということを見つければいいわけです。

 

日本の消防組織を発展させるために、海外インターシップ制度を提案します!

 

みたいな、優等生ぶった壮大なネタでなくてもいいんです。

 

たとえば

 

再任用職員の将来的なポストは、火災調査担当と予防受付事務がいいんじゃないかな?

消防職員を増やせない…車両は減らせない…だったら乗り換え運用したらいいんじゃないか?

 

とかそういう現場レベルの疑問や改善案を意見発表すればいいだけの話でして、そう考えれば至ってシンプルです。

 

しかも最近は、「非現実的な理想論よりも、現実的な問題を解決する建設的なアイデア」がウケる傾向があります。なせなら、一般市民の方のネットリテラシーの向上や情報の多様化によって、だれもがリアルな情報を手に入れるような社会になってきているからです。ひと昔前の「子供だまし」的な意見は間違いなくスルーされてしまいます。

 

消防の意見発表会のネタに困ったら、日常業務や現場活動での疑問点や課題を洗い出し、その解消方法についての建設的な意見を真剣に考えることでネタ切れは防げます

 

消防の意見発表会のネタには必ず検閲が入る

 

ボクは消防士長に昇任した際に意見発表会の出場隊員として推薦されたとことがありました。「該当者はオマエしかいないから頼むぞ!」ってう上司からの指示でした。

 

ボクが在籍していた某消防本部では、以下のようなローカルルールが設定されていました。

 

  • 消防学校を卒業した1年目の職員
  • その年に昇任した職員

 

まあ、「くじ取らず」ってやすです。でも、ボクがこの年の該当者となるのは事前に予想できていたので、実は意見発表の発表者に指名されたら「自分なりの意見を発表してやろう」と思っていました。

 

けどボクがまとめた原稿をそのままリハーサルで発表しても、絶対に却下されることは分かっていました。なぜなら、意見発表会のリハーサルって、ぶっちゃけ上司や幹部の「検閲」のようなものでして、尖った意見やリアルすぎる意見は排除されるのが現実だからです。

 

こんなことを言うと、批判があるかもしれませんが、「意見発表会を続ける意義がない」という意見が止まないのは、この「上司や組織による検閲」が少なからず影響しているからです。所詮消防のお偉いさん方が主催するイベントなので、現実そんなものですが、それでも圧倒的に幻滅させられますよね。

 

スミマセン、ちょっとリアルすぎる意見でした…ただ元消防職員としては、痛いほどこの気持ちが分かりますので…

 

消防の意見発表のネタをすり替えた結果…

 

ボクは意見発表会の本番で原稿にコッソリとすり替えました。リハーサルでは当たりさわりのない、いわゆる上司ウケするような内容を読み上げていましたが、本番直前に原稿をすり替え、以下の内容を発表しました。

 

消防には「絆」という言葉があるが、果たしてその絆は本当のものなのか?

所属での日常業務を見ていても、かたや事務処理に追われ、来客対応、電話応対、届出処理に忙しくしている予防係員がいる。

もちろん指令がかかれば、当然のように出動する…

そんな職員もいれば…

車庫で談笑しながら2時間も3時間もかけて車のワックスがけをしている消防係員もいる。

毎当番夕方まで救助指導会の訓練をている救助隊員もいる。

自分は予防係の仕事を理解していないので、担当に任せた方がいいでしょ?

自分にはそもそも予防関係の経験もないし対応できないからと見て見ぬフリをせざるを得ない…

そんな職員がほとんどである職場に果たして「絆」があると言えるのか?

市民サービスの向上を第一に考えるのであれば、窓口に来られた方への対応を優先させるべき。

これからは警防や救助だけでなく、予防の仕事もできるような職員を育てるべき。

そのためには定期的なジョブローテーションと、若手職員に向けたオールラウダ―育成プランを提案したい。

 

こんな感じの原稿でした。

 

原稿を読み上げた後の上司の顔は苦悶そのものでして、「やりすぎたかな…」って内心思っていました。しかし最後の講評では、新聞社の方から以下のようなコメントを頂きました。

 

職場のリアルな状況が聞けて貴重な内容だったと思います。

消防の仕事や内情は一般市民に理解されていない部分もあると思うので、市民に向けた意見としても良かったのではないでしょうか?

 

また消防長からも「現実的な意見で今後の組織の課題としてかなり参考になった、良かったぞ!」との意外な意見を頂き、少しザワついたのを覚えています。結果的には、消防本部の代表としては選ばれませんでしたが、「リアルなネタこそ需要がある」ってことを肌で感じたいい経験でした。

 

消防の意見発表会で発表する内容は建設的であるべき

 

ボクのような無茶をしなくてもいいのですが、やっぱりせっかく自分の意見を聞いてもらえるチャンスでもあるので、最低でも建設的であるべきなんです。「消防の意見発表会のネタなんてないし、もういい加減やめてしまおうぜ!」なんていうのは簡単なことですよね。文句や愚痴なら食堂で言ってりゃいいって話です。

 

意見発表会の出場隊員として立候補しようが、推薦されようが、無理やりやらされようが、それを最高の機会と捉えて真剣に考えれば、おのずと意見は無限に出てくるものです。

 

消防の意見発表会は是非Twitterでやりましょう!

 

Twitterをやってて思うのですが「確信をついた意見がわりと多いな」というところです。このことについては以下の記事を参考にして頂ければと思います。

 

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Twitter上のツイート内容の中には、日本の消防組織を良い方向に導けるんじゃないかという貴重な意見がたくさんあります。もちろん一般の方からの批判的な意見もありますし、中には現役消防職員が身分を明かさずに。消防組織に対する批判的なツイートをしている場合もあります。

 

だけど、組織批判や諸々の愚痴はそもそも建設的ではないし、ボクたち一般市民もそんな後ろ向きな意見は求めていません。日本の消防組織をより良くしたい、もっと消防をクリーンなものししたい、という方はぜひこのTwitterで意見してみてはいかがでしょうか?

 

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ご清聴ありがとうございました!