田舎の消防士なんですけど、世間的に見るとやっぱり給料は安いんでしょうか?
出動も少ないし、仕事らしい仕事もしてないので仕方はないんですが、将来この給料でやって行くのが不安です。
何か良い方法はないでしょうか?
今回はこういった疑問にお答えします。
この記事の想定読者
- 消防士で給料が安くて悩んでいる人
- 今のままの給料では将来が不安な消防士
想定している読者は、上記のとおりです。
この記事の信頼性
ボクは過去に消防職員として17年間働きました。
東京消防庁から某地方消防に転職をして給料の格差を思い知らされましたが、それを補填するために年間+20万円程度の副収入を得る仕組みを作りました。
この記事では、消防士の給料が安いのは妥当なの?ということについて紐解いていきます。
先に結論
では始めますね。
消防士の給料が安いとは言えない理由①:仕事量が半端なく少ない
消防士の仕事って実際に働き出すと分かりますが、「これだけの仕事量でこんなに給料貰えるの?」ってことです。
もちろん消火活動や救急活動がメインワークですが、それ以外の仕事と言えば、点検記録簿・日常業務日誌・勤務状況表・走行日誌…といったルーティーンワークのみだけで事務処理らしい事務処理なんてありません。
ただし、予防係は例外です。企業や事業所相手に、立入検査や消防用設備の指導を行いつつ、恐ろしいほどの事務処理を抱えています。出動が無くても徹夜で事務処理、なんてのが当たり前…まあ、予防係員だけ忙しいっていうのも問題なんですが、それはここでは置いておきまして。
なので出動して、消火活動して、後片付けをして、火災調査をして終わり…みたいな感じですよね。
地方の消防に行けば火災なんてそう起こりませんし、はっきり言って訓練や地水利調査くらいしかやることはないです。極論、面倒くさい人間関係と不毛な仕事をうまくやりくりできれば、まあこんなに待遇のいい仕事はないのかなと。
絶対的に仕事量が少ないので、給料もまずまずそれに見合っていると言えませんか?
消防士の給料が安いとは言えない理由②:月11回出勤すればいいだけ
消防署での24時間勤務のパターンは3交代制と2交代制。消防本部によってどちらを採用しているかはまちまちですが、トータル出勤日数はともに11回。
たとえば給料の手取りが200,000円だったとすると、1当番あたり約180,000円。自分の仕事量を胸に手を当てて思い出してみてください。果たして給料がが安いと言えますか?
ルーティーンワークに仮眠時間や休憩時間を加味すると、実際に労働している時間は微々たるものでして、そう考えればわりとオイシ過ぎるんじゃないかと思うくらいです。
消防士の給料が安いとは言えない理由③:休みが月20日もある!
上記の逆説になるんですが、非番日と週休日を合わせれば月20日間も休みがあります。非番日はいつ呼び出されても対応できるように、遠出はできませんが、それでも月20日間の休みがある会社なんてこの世に存在しません。
趣味にも没頭できるし、それこそ遊び倒すことも可能です。ボクなんて若い頃は「当番 → サーフィン → 当番 → サーフィン → 飲み会」の繰り返しでしてかなり24時間勤務を堪能していました。
もちろん、この20日間をもっと有意義に活用することも可能でして、消防に見切りを付けたければ転職活動も可能ですし、転職のためのスキルアップ、副業をすることも可能です。
ただし副業については、公務員の副業制限をしっかり理解した上で取り組まないと処分されますので、下記の記事を必ず読んでください。
公務員なんですが副業がばれないやり方ってあるんですか? 田舎で消防士をやっていると、農業とか不動産とかやっている人が多くて... もしかしたら公務員の副業がばれない仕組みがあるんじゃないかと思っています。[…]
【悲報】それでも消防士の給料はやっぱり安いかも…
消防士の給料は地方に行くほど安い
同じ消防士であったとしても都会と地方では、給料にかなりの差があります。
【特別公開】消防士の本物の給料 明細 をお見せします!【東京消防庁と地方消防の驚愕の格差!】の記事の中でも解説していますが、東京消防庁と中核市レベルの地方消防とでは、現場配属1年目の給料で月額50,000円近くの差があります。
同じ「消防士」という職業なのにこれだけの差があるのには愕然とさせられますが、消防士も所詮地方公務員ですので、給料は各都市によって違いがあって当然です。
ただし、東京での生活はやっぱりそれなりに物価も高くて、特に都内での「持ち家」なんてムリゲーです、ほぼ不可能です。なので将来マイホームを建てたい人なんかは逆に地方消防の方がいいのかな…って。
それと東京消防庁はもちろん、政令都市レベルの消防本部の出動件数を見れば一目瞭然ですが、それなりに忙しいんですね。田舎の地方消防なんて下手すれば火災出動なんか1年で数えるくらいですよ。なので非番日は地方消防の隊員の方が圧倒的に身体のコンディションがいいかと。非番日も週休日と同じくらい満喫できる地方消防って給料が安いけど悪くはないのかな…って個人的には思いますよ。
とりわけボクが東京消防庁から地方消防に転職した理由は、地元で働きたかったからでして、これが全てです。給料が下がることも人間関係がドロドロすることもすべて織り込み済みでした。
[朗報]:消防士の安い給料を上げる5つの方法[年間+20万円は可能]
【大前提】消防士の安い給料を賄うバイトは絶対にNG
給料が安いからこっそりバイトでもしようかな…どうせバレないだろう…っていうのは絶対に辞めた方がいいです。
上記でも書きましたが、公務員が上司の承認を得ないで副業をすると、減給か戒告の処分を受けるこになります。よほど悪質な場合を除いてクビになることはありませんが、狭い公務員の世界ですので、居心地はかなり悪くなるはずです。
それならば、月数万円を稼ぐために危ない橋を渡るメリットはほぼありませんし、そもそもバイトは時間を切り売りする仕事。24時間勤務をしてその後にバイト、なんてのを繰り返していたら身が持ちません。
ただし、以下でご紹介する5つの方法を実践することにより、年間+20万円以上の副収入を得ることが可能となります。年間20万円以上の余剰金があれば、生活が多少豊かになりますし、将来への投資も可能となります。
また、これからご紹介する方法は、ぶっちゃけ誰にでも実践できます。正直なところ、今すぐにやるかやらないか、だけです。この記事を読んですぐに実践する方は、間違いなく将来を大きく変えることができます。
消防士の「月20日間休み」という好条件を活かして、今のうちに不労所得を得る仕組みを作り上げてしまいましょう。
では順番に解説していきますね。
消防士の安い給料を上げる方法①:格安スマホに乗り換える
今さら格安スマホかよ…って思うかもしれません。しかしながら、キャリアスマホを使っている方にとっては、格安スマホへの乗り換えは実はかなり強力な節約になります。
たとえばキャリアスマホで通信量7,000円/月払っているとしたら、格安スマホへの乗り換えで3,000円/月程度でできるはずです。つまり「4,000円/月節約できる→相対的に4,000円/月給料が上がる」でして、あながち見逃せない節約方法です。
年間にすると4,000円×12カ月ですので、48,000円/年の節約が可能となりますね。
消防士の安い給料を上げる方法②:楽天証券で確定拠出年金(iDeCo)に加入する
確定拠出年金(iDeCo)って何かと言いますと、「老後資金を貯めるためのお得な制度」のことです。国民年金や厚生年金と違って、希望者が自ら申し込みをして任意で加入します。
加入する際に「定期預金・保険・投資信託」の中から好きなものを選び、毎月一定の掛け金(5,000円~12,000円)を積み立て、60歳以降に積み上げた資産を受け取る、という流れです。ちなみに公務員の上限12,000円/月を拠出すると、なんと年間で概ね28,800円の節税効果がありますのではっきり言ってやらない理由がありません。
確定拠出年金(iDeCo)のメリットとデメリットは以下の感じです。
確定拠出年金(iDeCo)のメリット
- 毎月の掛け金が全額所得控除される
- 年金を受け取るときにも控除が受けられる
- 投資信託の運用益が非課税
確定拠出年金(iDeCo)のデメリット
上記の感じですが、上限12,000円/月を拠出すると、ざっくりと1年間で28,800円戻ってくる計算となるので、これだけでもお得過ぎるかなと。
ちなみにボクは公務員時代に楽天証券でiDeCoに加入しました。なぜ市町村共済組合の互助会が推薦する金融機関で加入しなかったのかと言いますと、はっきり言ってデメリットだらけだからなんです。
- 運営管理手数料が有料
- パソコンで資産管理ができない
- 運用商品の変更(スイッチング)に手間がかかる
- ぶっちゃけ元本保証型以外にまともな商品がない
上記のような感じでして、なぜ共済組合はこんな悪い条件を提示してくるのか分かりませんが、とにかくあまりおすすめできません。なので確定拠出年金(iDeCo)に加入するなら、はっきり言って楽天証券以外選択肢はないのかなと。
繰り返しになりますが、上限12,000円/月を拠出すると、ざっくりと1年間で28,800円戻ってくるので確定拠出年金(iDeCo)かなり熱いと言えます。
消防士の安い給料を上げる方法③:株式投資(低位株投資)をする
株式投資というと、デイトレだのスイングトレードだのかなりリスキーなイメージだと思います。たしかのこの類は、銘柄選定とテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、四季報の熟読、機械的にトレードする精神力…が複合的に必須となりまして、素人にははっきりって厳しいです。
実際にボクも過去にスイングトレードを実践して数十万円の資金を溶かしてしまいました。「自分なら絶対に大丈夫」という根拠のない自信が敗因ですが、まあほとんどの人がこの状態に陥ります。
攻略本を読みあさり、ネットで株式投資のブログをググりまくって、頭でっかちの状態でエントリー。たまたま利益が出てしまった時の「いい思い」をいつまでも引きずり、負けてもなお「こんなはずじゃない…また絶対勝てる…」なんてのを繰り返してしまう…
結局最初に決めたルールなんて度外視して裁量トレードとなってしまい損失をどんどん増やしてしまい、挙句の果て塩漬けにしてしまう…
上記のような失敗を繰り返したボクですが、ここで救世主となったのが「低位株投資」というものでした。詳しくは以下の著書を参考に自分なりのルールを確立させたのですが、勝率はざっくり70%くらいでしょうか?
ある一定の条件で銘柄選定して、条件が揃ったときにエントリー、株価が上がるのを待ち伏せして利益確定する、というシンプルなものです。これ、はっきり言って誰でもできます。なぜこの方法で最初からやらなかったのか…と思うくらい勝率の高い投資法でして、初心者にはぶっちゃけこの方法でしか安定して勝てないかなと。
そもそも大損しないタイミングでエントリーする投資方法ですので間違いなく利益を生み出せます。最低でも20万円程度の投資資金が必要ですが、年間10万円から15万円くらいの利益は見込めますよ。
消防士の安い給料を上げる方法④:ブログ・アフィリエイトを運営する
ブログ・アフィリエイトサイトっていうのは、いわゆるブログのことでして、記事を書いてお金を稼ぐということです。
ブログでお金が稼げるの?っていう疑問ですが、お金を稼ぐ仕組みは、契約した広告主から支払われる、広告収入がベースになっています。
あなたのブログ記事を読んだネットユーザーが、記事内の広告をクリックすることで、広告主の商品・サービスが売れ、その手数料として広告主からお金をもらうことができる仕組みです。
詳しくは以下の記事で解説しています。目安としては3カ月頑張って記事を書き続けることができれば、3万円/月くらいは楽に稼げるようになります。
現役消防士です。 公務員がアフィリエイトを始める方法を教えてほしいです。 アフィリエイトで月3万円稼げるっていうのは本当なんですか? 今回の記事では、こういったデリケート[…]
実際にボクは50記事くらい書いた時点で収益が発生しました。消防職員は一般の公務員やサラリーマンより休みが多いので、ブログ・アフィリエイトサイトに取り組むのは圧倒的に有利です。月20日間の非番日と週休日を利用してコツコツと取り組めば、わりと簡単に収益化が可能ですよ。
消防士の安い給料を上げる方法⑤【番外編】:独身なら結婚相手のおすすめは公務員か看護師
これはまだ独身の方前提ですが、将来結婚を考えているのであれば、相手は間違いなく公務員か看護師がおすすめです。
なぜなら、結婚相手が公務員か看護師なら、単純計算で世帯年収が2倍以上になるからです。仮にあなたの年収が400万円なら、世帯年収が800万円以上になるわけです。
年収で400万円のアドバンテージを持つと、生活に余裕ができますし、住宅ローンもぶっちゃけ怖くありません。食費をケチることなく外食も可能ですし、子供が産まれれば、好きなものを買ってあげることもできます。とにかく生活にギスギスした窮屈さはなくなりますし、間違いなく人生が豊かになります。
もちろん結婚の目的はお金ではありませんので、自分が幸せになる条件さえ揃えば結婚すればいいのですが、そうは言ってもお金は結婚後の人生を左右する大きな要因となりますので、シビアに考えたいものです。
ご察しのとおり消防士という職業柄、需要が途切れることはありませんので、マッチングアプリに登録しておいて損はありません。街コンなども悪くはありませんが、真剣に結婚を考えているなら、圧倒的にマッチングアプリをおすすめします。
まとめ:消防士の給料が安いと感じた場合の打開策は5つ
今回は、消防士の給料が安いとは一概に言えないものの、そう感じるのなら、副収入を得る5つの方法を実践して「不労所得を得る仕組み」を作ってしまいましょう、というお話をしました。
具体的には
- 格安スマホに乗り換える
- 楽天証券で確定拠出年金(iDeCo)に加入する
- 株式投資(低位株投資)をする
- ブログ・アフィリエイトを運営する
- 【番外編】独身なら結婚相手のおすすめは公務員か看護師
上記のとおりでして、これらを実践すれば年間で+20万円以上の不労所得を得ることが可能となりますよ。このサイトの記事を読みつつ、実践していくだけでOKです。
将来への不安を抱いているなら、今すぐに行動し始めましょう!
今回は以上となります。