消防マジでだるいんで、消防士なんか辞めてやろうか…と思っています。
雑用ばっかりで上司もウザいし、仕事も大したことないし…
でも「消防士を辞めて失敗しないか…」と密かに心配しています。
今回はこういった疑問にお答えします。
この記事の想定読者はこんな人です!
消防士を辞めたいけど、本当に辞めると失敗しないだろうか…と悩んでいる人
この記事の信頼性は以下のとおりです!
ボクは17年間、消防士として働きました。
数年前に消防士から民間企業に転職し、現在はフリーランスとして独立しています。
ボクはトータル17年間消防職員として働き、消防士から民間企業に転職し独立、フリーランスとして生活しています。
現在はちょうどいい仕事をしながら、家族との時間と自分の時間を楽しんでいます。
この記事で紹介する『消防士を辞めても失敗しない方法』を知ると、思い悩んでいるあなたも消防士を退職して新たな一歩を踏み出せるようになります!
30代の消防士が転職して後悔することって具体的にはどんなことですか? 逆に消防士から転職しても後悔しない方法ってあるんですか? 今回はこういった疑問にお答えします。 &n[…]
消防士を辞めようかな…と考えている方にちょっと朗報です。
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先に結論です!
消防士を本気で辞めたいのなら圧倒的に行動しないと失敗します!
上記のとおりとなります。
では始めますね。
消防士を辞めたいのにグズグズと言うのはDQN
「消防士を辞めたい」という人ほど愚痴ってばっかりです
ボクが現職の時に感じたのは、「消防士を辞めたい」と愚痴ってる人が本当に多かったということです。
消防の世界の現実を見て幻滅している職員は、決まってこんなことを言ってしまいます。
分かります…言っていることは全然間違っていないんです。
毎日やることは一緒ですし、現場活動のレベルも一向に上がらない…
もちろん素晴らしい隊員もたくさんいますが、「プロ」とは言えないレベルの隊員も少なからずいます。
ボクの経験上、特に田舎の消防組織ほどそういう傾向が強いかもしれません。
しかしボクは「愚痴る隊員ほどレベルは高くない」と考えています。
厳しいことを言うようですが、そういう隊員は消防士の理想論を振りかざして「デキる風」を装っているだけなんです。
ボクはそのような「デキる風」の職員に、以下のようなことを聞いてみたいです。
毎日やる車両点検、自分が乗る車両のスペックを言えますか?
資器材点検では、正確な点検ができていますか?
毎日やる消火栓点検、消火栓の蓋の種類や材質を知っていますか?
管内の地水利をすべて把握していますか?
現場活動のレベルが上がらないと言っているのであれば、その原因を突き止めて改善案を惜しみなく署員に伝えていますか?
上記の項目は消防の基本であると同時に、消防の奥深さを痛感させられるところでもあるので、このあたりに気付いている職員は「消防マジだるい…」なんて言わないです。
消防士を辞めたいことを公言するのは超NG
愚痴レベルで「消防士を辞めたい」って言っている人は、周囲に「毒」を巻いているようなもので完全にNGです。
本当に一生懸命で、毎晩夜遅くまで車庫で資器材を触っている隊員、プライベートな時間を割いて地水利調査をしている隊員、警防だけでなく予防、救急の知識を付けるために遅くまで自習している隊員…
「あの人、また言っているよ…そんな毎日愚痴のならさっさと辞めろよな…仕事も大してできないクセニ…ほんと迷惑だわ…」って思われています、間違いなく…
ですから愚痴レベルで「消防士を辞めたい」と周りに公言するのは完全にNGです。
【断言】消防士を辞めたいなら辞めればいい
消防士を辞めたいのになぜ踏みとどまるのか?
では毎当番、辞めたい辞めたい…と言っているくせに当の本人はなぜ辞めないのでしょうか?
理由は簡単で「消防士=安定」にしがみついているからです。
ブツブツ言いながらでも出勤さえすれば給料はもらえるし、ボーナスだって必ず支給されます。不祥事さえ起こさなければクビにもなりません。
でも冷静に考えて見てください。消防って本当に「安定」と言えるでしょうか?
- 消火活動中に瓦が脚に落ちてきて靭帯断裂と複雑骨折を併発し歩くことができなくなった後輩
- 安全マットを使用せずに降下訓練を行い着地に失敗、下半身が不自由になってた先輩
- 東日本大震災時に消防緊急援助隊で出動、現地の雪が目に入り白内障になった上司
上記はボクが在職中に遭遇した消防職員の不祥事故です。
いずれも労務災害認定はされていません。
このあたりの事情は「田舎の消防士の裏事情」というのnoteで公開しております。
ブラック過ぎてこのブログではお話することができない田舎の消防組織のリアルについて暴露しています。
※noteに無料登録すれば未公開部分が読めます。
ボクの経験上「消防士=安定」という解釈は正直なところ間違っていると思います。
消防士には「公務員としての安定」はあるかもしれませんが、仕事内容にフォーカスすれば圧倒的にリスキーな職業です。
生半可な気持ちでやっていける職業ではないですし、そもそもそんな気持ちでやっている人は消防職員としてどうなのかって思います。
未だに消防士を辞めたい理由がはっきり言えないのでは?
消防士を辞めたいって言っている人にお聞きしたいのですが、あなたが消防士を辞めたいと考える理由は一体何でしょうか?
ウザい上司?理不尽な上下関係?理想とかけ離れた現場活動?
人間関係は組織で生きていく上で絶対に切り離せないものですし、ウザい上司なんてどこにでもいます。
理不尽な上下関係は実力主義の民間企業だともっと残酷ですし、理想とかけ離れた現場活動に疑問を感じているなら、自分が上に立って組織を変えるくらいの気持ちを持っていないとただの愚痴です。
ただし人間関係で病んでしまい実際にメンタルが崩壊してしまいそうなのなら、消防士を辞めた方がいいかもしれません。
厳しい言い方かもしれませんが、パワハラの被害者と加害者が仲良く復職できるような組織ではありませんし、仮に復帰したとしても圧倒的に不利な状況となります。
現役の消防職員ですが、今現在パワハラに苦しんでいます。 パワハラを訴えようか迷っています。その前にパワハラの加害者の末路を知りたいんです。 今回はこういった悩みにお答えします。[…]
それ以外で「消防はマジでだるいので辞めたい…」なんて言っている消防職員は、「ウザい上司やウザい人間関係、退屈な仕事」を言い訳にしているだけです。
本気で消防士を辞めたいのなら周囲なんて関係ない
結論的にはどんな理由であれ「本気で消防士を辞めたい」と思うのなら、周囲の雑音を気にする必要はないということです。
オマエのことを思って言うけど、もう少し考えて見たらどうだ?
みんないろんな問題を抱えて職場に来ているし、人間関係なんてどこに行っても付いてくる。
仕事内容は、オマエの言う理想とは違う面もあるけど、それもみんな理解しつつ歯を食いしばって頑張っている。
給料だって、最悪辞めなければ出るし、贅沢しなければ十分にやっていける分は貰える。
オマエは消防士としてレベルも高いと思っているし、組織としては大きな痛手だ。
署長室で2時間くらいあれやこれやと引き止められました。
ボクの失敗は所属長の引き止めを真に受けてしましい、そのあと2年間もズルズルと在職していたことです。
ここまで自分のことを考えてくれていたのか…
やっぱり署長の思いを無駄にはできないな…
なんてすっかり「悲劇のヒロイン」になってしまい退職を踏みとどまりました。
ボクの場合は退職の意思を伝える前に既に、転職活動をしながら次の人生プランを明確にしていたので、本来ならばこのタイミングですぐに辞めるべきだったなと。
自分の人生は自分で決めるものですし、無責任な引き止めや浅はかな恩情でブレてはいけません。
圧倒的に時間を無駄にしてしまいます。
消防士を辞めるなって言う人は、そもそも消防士を辞めたこともありませんし、当たり前ですが他の世界を知らないですから。
消防士を辞めたいならまずは行動を起こさないと失敗します
ここからはボクの体験談をもとに、実際に消防士を辞めることを決心できた方にお話ししていきます。
消防士を辞めたいことを他言しないのがベスト
消防士を辞めると決心したあなたが真っ先にやるべきことは「消防士を辞めることを他言しない」ということです。
これは消防士として働いているのなら、現場活動に集中しなければならないことはもちろん、あなたが消防士を辞めることを他の署員が知ってしまったら圧倒的に不利になるからです。
消防士から転職する際に組織内で「噂」広がってしまった場合、やはり職場がザワつきますし、そうなるといちいち自分の噂話が耳に入って来ます。
さらにその話を耳にした他の署員や上司からは色々なことを根掘り葉掘り聞かれて「無責任な引き止め」で消耗してしまいます。
逆にスムーズに消防士を辞めた人は「え?消防辞めたの?」というような印象的を受けますので、転職活動はあくまでも水面下で行うべきです。
中の良い先輩、後輩、同期…話したい相手はいると思いますが、噂はどこから漏れるか分かりませんので、消防士を辞める直前でない限りは他言しないのがベストです。
消防士を辞めたいなら非番日・週休日に転職活動のシミュレーションをしてみる!
ほとんどの消防士は24時間勤務ですので、概ね月20日間は非番日と週休日となります。
つまりこの「20日間」を有意義に使うことで間違いなくあなたの人生を変えることができるわけなんです。
この先あなたが消防士を辞めて民間企業へ転職したり、フリーランスになることを視野に入れているのなら、この20日間を利用して少しずつでもいいので実際に行動を起こすことをおすすめします。
たとえば、転職サイトや転職エージェントを利用して転職活動のシミュレーションをしておくことは多いにアリです。
ほとんどの転職サイトや転職エージェントに登録することはもちろん無料ですので、具体的にどんな業種があってどんなスキルが求められているのか知ることができます。
さらに、転職エージェントに登録して実際にあなたについてくれる担当者と会話をするだけでも、転職活動はどういったものなのかを肌で感じることができます。
繰り返しますが、転職エージェントの利用は無料です。
消防士を退職したいと思っています。 失敗せずに転職できる方法を知りたいんですがなかなかいい情報がなくて... 今回はこういった疑問にお答えします。 この[…]
上記の記事の中で詳しくお話していますが、消防士から民間企業に転職する際は「消防士の転職に強い」転職サイトや転職エージェントを利用するこが必須です。
「消防士にはスキルがない」と言われていますが、それは我流で転職活動を進めてしまうからであって、転職支援のプロである転職エージェントを利用すれば問題ありません。
消防士を辞めた人で成功しているのは「自己分析」ができた人
実際にボクの周りにも消防士を辞めて転職した先輩や後輩がいます。
WEB系企業、他都市で地方公務員、フリーランス、アーティスト、トラックの運転手…
消防士の転職先としてトラック運転手ってどうなんですか? 今回はこういった疑問にお答えします。 この記事の想定読者 消防士の転職先とし[…]
上記のトラック運転手に転職した先輩はぶっちゃけ勢いで辞められましたが現在もこの業界で頑張っておられます。
先輩のような辞め方は実は失敗する可能性が高く、正直おすすめはできませんが、この先輩が勢いで辞めても失敗しなかった要因があります。
それは「自己分析ができていた」ということなんです。
このサイトにたどり着いたあなたは恐らく消防組織の「ウザい上司、上下関係、理想とかけ離れた現実」に嫌気が差しているのかなと思います。
この先輩に関しても消防組織のしがらみの中で生きるのが息苦しくなり、消防士を辞めて転職されました。
ただ繰り返しになりますが、先輩の転職が成功した大きな要因は「人間関係と組織のしがらみのない環境」をうまく選択することができたということです。
「消防に入ってからは、他人を平気でディスったり、出世するために他人を蹴落としたり…なんかクソみたいな人間関係だろ?
しかも部下を守るような組織でもないし。
オレには無理なんだわ、やっぱ。
だから転職して給料が下がってもいいから、人間関係や組織に縛られず、そこそこ自由な環境で仕事がしたい…」
先輩の言葉がすべてを表しています。
- 人間関係が嫌だったから人間関係を排除できる環境を選んだ。
- 組織に縛られたくないから、組織に属さない生き方を選んだ。
自分にマッチするのは「人間関係と組織に縛られない生き方」ということを自己分析できていた結果だと言えます。
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日頃から自己分析をしっかりしつつ、自分の強みを活かせる職業に転職さえできれば、先輩のように消防士を辞めても失敗はしません。
逆にそれができなければ消防士を辞めたことを後悔するかもしれません。
30代の消防士が転職して後悔することって具体的にはどんなことですか? 逆に消防士から転職しても後悔しない方法ってあるんですか? 今回はこういった疑問にお答えします。 &n[…]
上記の内容をはっきりさせることができれば絶対に大丈夫です。
消防署でグズグズと愚痴を言って人生を終わらせるよりも、新たな環境に向けてチャレンジする価値は大いにアリです。
まとめ:本気で消防士を辞めたいのなら実際に行動あるのみです
繰り返しますが、消防士を辞めたいという思いが「愚痴レベル」ならば転職したところであなたを取り巻く環境は変わらないかもしれません。
ですから本気で消防士を辞めたいと思うのであれば、少しずつでもいいので実際に行動してみてください。
もしあなたがこの記事を読み終えて、このままこのサイトを閉じてしまえば、新たな人生を獲得できるチャンスを逃すことになるかもしれません。
転職サイトや転職エージェントに登録するだけでもOKです。
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無料のグッドポイント診断を使って自己分析をするのもアリです。
どんなにささいな行動であっても、それはあなたにとって新たな人生を切り開く大きなきっかけとなります。
消防士に与えられた、月20日間の非番日と週休日を有意義に使って少しずつ行動してみてくださいね。
今回は以上となります。