消防士を辞めたいけど迷っています。
消防士を辞めて後悔しない方法ってありますか?
今回はこういった疑問にお答えします。
この記事の想定読者はこんな人です!
消防士を辞めてまうと後悔するのかな?と悩んでいる人
消防士を辞めても後悔しない方法を知りたい人
ボクのサイトにたどり着いた人は「消防士を辞めてまうと後悔するのかな?」と悩んでおられるかもしれませんね。
面倒くさい人間関係、理想とはかけ離れた仕事、無駄な業務…消防士を辞めたいと思うほとんどの方が直面する悩みです。
ボクも実は在職中、あなたと同じように思い悩み、そして消防士から民間企業に転職しました。
消防士を退職したいと思っています。 失敗せずに転職できる方法を知りたいんですがなかなかいい情報がなくて... 今回はこういった疑問にお答えします。 この[…]
現在ははフリーランスとして独立し、ちょうどいい仕事をしながら家族との時間と自分の時間を楽しんでいます。
しかし消防士から転職することを心に決めた当時は、「このまま消防士を辞めてまうと後悔するのではないだろうか?消防士を辞めても後悔しない方法はあるんだろうか?」と毎日悩んでいたのを覚えています。
というのも「消防士には世間で通用するスキルがなく、市場価値もほぼゼロ」という情報がネット上にはあったからなんです。
実は退職を決意した当時も、上司から同じようなことを言われたのを覚えています。
でも実際に消防士を辞めて生計を立てているボクからすると「消防士には世間で通用するスキルがなく、市場価値もほぼゼロ」というのはあくまで都市伝説なんです。
ですから過去のボクと同じように「本当は消防士を辞めたいけど、実際に辞めてしまうと後悔するのかな…」と思い悩んでいる人のために、「消防士を辞めても後悔しない方法」をまとめることにしたんです。
転職を考えている消防士の方に朗報です。
下記のミイダスというアプリを使えば簡単にあなたの市場価値を知ることができます。
あなたの性別や年齢を入力するだけで簡単に登録できますよ。
もちろん無料ですので試す価値ありですね。
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ちょっと宣伝です。
なおこのブログでは到底お話できないような田舎の消防士の裏事情については以下のnoteで公開しております。
ブラック過ぎてネットには上がってこない情報が盛り込まれていますので気になる方は覗いてみてください。
※noteに無料登録すれば未公開部分が読めます。
それでは始めますね。
消防士を辞めて後悔するかもって思うのはなぜ?
「消防士を辞める=安定を捨てる」という思い込み
「え、消防士しているんですか?カッコイイ!給料も良いし安定しているしうらやましいですね!」
確かに給料が滞ることはないし、ボーナスも夏と冬に必ず支給されます。病気やケガをすれば病気療養休暇、結婚をすれば特別休暇を取得できます。市町村共済貯金も利率が1.0%以上もあり、消防署は倒産しません。
こいういったところばかりを見れば確かに恵まれています。
しかし、現実は違いますよね、ドロドロした人間関係、不毛な仕事、市民には言えないようなブラックな環境、パワハラが原因で命を絶つ職員もいる…
下記はボクが在籍していた田舎消防での隊員の死傷事故です。
もちろんマスコミにも知られていませんし、驚くべきことにどの事案も公務災害の認定はされていません。
- 懸垂降下中に落下して右足が不自由になった
- 現場で放水中に瓦が膝に直撃、再起不能となった
- 一晩中消火活動して帰署したら事務所で倒れて帰らぬ人となった
- 非番の救助訓練中に突然倒れて、脳に障害が残り、退職を余儀なくされた
上記のようなことを実際に見てきたボクからすると「自分の身には不慮の事故は起こらない」という考え方は安易すぎるのではないかと思うわけです。
もちろんこのような死傷事故が起こらないように訓練をしますが、それでも現場活動においては何が起こるか分かりません。
あなたが働いている消防本部では、組織を上げてしっかりとしたリスクマネジメントがされていますか?
訓練や現場活動での安全管理体制は万全ですか?
このあたりを冷静に判断すれば、消防組織で働くというのは実はリスキーなんじゃないか…って気が付くわけです。
「消防士を辞めること自体、許されない」という思い込み
結論を申しますと消防士を辞めても正直なところどうにでもなります。
「再就職しなければ死ぬ」というわけではないですし、日本の慣習的に「キャリアの空白は悪」みたいな雰囲気がありますが、そんなこと気にしなくても大丈夫です。
民間企業に転職してから痛感したことは「消防は特殊で異質過ぎる」ということです。
消防での人間関係や上下関係というのは何というか「宗教的」な要素が強いのかなって思います。
さらに組織に対する忠誠心を求められますし、年功序列主義が絶対的であって、仕事の生産性は度外視されています。
消防はサービス業といいつ、仕事の収益化を図る必要もありませんし、顧客管理をする必要もありません。
ただやはり、消防はもちろん公務員の世界では冒頭でもお話ししましたとおり、「消防士には世間で通用するスキルがなく、市場価値もほぼゼロ」という都市伝説からくる「転職NG神話」が結構蔓延しています。
ボクも例外ではなく上司にかなり引き止められました。
当時の所属長は組織の中では恩情深く、面倒見のいい職員でした。ボクも若い頃にかなりお世話になったこともあり、正直なところ退職を報告してから気持ちがブレました。
しかしよく考えてみれば分かることなんですが、消防組織の中で消防を辞めた経験のある人っていないんです。
当たり前ですよね、人生で2回消防士する人って、そうそういないですから。
だから「消防士を辞める前にもう一度考え直せ」っていう引き止めに対しては冷静に対応すれば大丈夫です。
消防士特有の理不尽な世界をいつまで我慢すべきか?
綺麗ごと無しで言いますが、消防の理不尽な世界は100年経っても変わりません。
令和になっても全国の消防本部でパワハラ、モラハラのニュースが取り上げられるのは、そういうことです。
個人の資質やその消防本部の風土もよりますが、そもそも消防には階級制度と現場活動があります。
円滑な現場活動に階級制が欠かせないのは最もな話でして、いわば軍隊と同様、完全な指揮統制下で隊員は命令どおりに動く必要があります。
しかし消防士として働く場所は火災現場だけではありません。
現場で働く時間よりも、消防署内で訓練、事務処理、雑務…こんなことをしている時間の方がはるかに長いですよね。
しかし残念なことに、現場活動で強いられる「指揮統制」が消防署生活にそのままシフトされてしまいます。
- 勤務交代前の雑巾の準備、意味のない勤務表、日常点検簿、食堂、風呂の準備、仮眠室の布団敷き
- 「どんどん経験を積め」という無能な上司の言い訳から生まれる事務処理のキラーパス
- 訓練するぞってなれば「若手が試される」お試し訓練
- 飲み会での杯を交わす儀式
上記のような環境で「辞めたいけど、安定を捨てるのにはリスクがあるな」と考えている人は、それ自体がリスクだと思います。
公務員は倒産しないので、いつまでもその環境にぶら下がろうとしますよね。
けど「給料=我慢の対価」という世界観はもはやNGです。
最大の安定は公務員という立場を死守することではなく、「正しい方法で挑戦して、自分自身の価値を高めて行く」ことです。
消防士を辞めても後悔しないたった1つの方法は計画性
消防士を辞めても後悔しないたった1つの方法は、「在職中に転職の大まかなプランを練っておくこと」です。
30代の消防士が転職して後悔することって具体的にはどんなことですか? 逆に消防士から転職しても後悔しない方法ってあるんですか? 今回はこういった疑問にお答えします。 &n[…]
一言で言うなら計画性です。
この計画性がないと確実に後悔するパターンにハマってしまいます。
以下の項目からはボクの体験談をもとにお話ししていきます。
ボクが東京消防庁を辞めた時の計画
ボクは東京消防庁で3年間働きましたが、在職中は「いつかは地元に戻って働きたい」という気持ちが無くなることはありませんでした。
地元愛がかなり強いボクは、消防署で働きながら水面下で転職活動を展開していました。
当時は転職エージェントを利用して地元の民間企業数社と面接をしたり、実際に入社試験を受けて内定も貰ったこともありました。
しかし民間企業への転職活動をしながら「やっぱり一度は地元の消防で働きたい」という思いが強くなり消防の試験対策もしていました。
非番で自宅に帰って元気があれば、転職サイトを見たり、転職エージェントの担当者と連絡を取り合ったり、試験勉強したり…結構人生の中でも目まぐるしい毎日を送っていました。
ただ消防の試験対策については、ボクには有利な状況がありました。
ボクの場合、東京消防庁での採用はII類(短大卒)でしたので、I類への編入試験を受ける権利を持っていました。
この編入試験は当時の東京消防庁で普通に実施されていましたので、すべての職員に、用後も上位の区分へ編入できるチャンスがありました。
ボクも例外ではなく当時の所属長から上位の採用区分への編入試験を薦められていたんです。
つまりボクの作戦は「あたかもI類へ編入するかのごとく試験勉強をする」でした。
もちろん東京消防庁I類への編入試験を受けつつ、こっそり有給休暇をとって地元消防の試験を受験。
なんとか合格できて地元消防へ転職したわけです。
ボクが地方消防を辞めた時の計画
な地元消防へ転職したボクでしたが、実は一生消防士として働くつもりはありませんでした。
なぜなら消防士という職業は、確実に命を削る上、定年退職が65歳になることを予想していたからです。
実際に全国の消防本部では、数年前から再任用制度が施行されており「おじいさん消防職員」が職場にカムバックされていますよね。
現役の消防職員なんですけど、再任用の先輩職員が使えなくてイライラしています。 全く仕事をしない人もいますし、仕事をしたとしても「でかい顔」をして、かき回すだけだし... 今回は[…]
ボクの場合「正直60歳を過ぎてまでホースを延ばしていたら命が持たないな…」と思ってしまったんです。
そもそも、東京消防庁から地方消防に転職した時点で「働いても50歳まで」と心に決めていました。
50歳という理由は特になかったのですが、現実的にはそれくらいになるかなと言う感じです。
ですから早期退職を視野に入れつつ、非番日と週休日を利用して様々なビジネスの勉強やスキルアップを図りました。
今はWEB関係の仕事をしつつフリーランスとして生活していますが、当時にコツコツと積み上げたスキルが少なからず役立っています。
消防士を辞める前の準備【とりあえず3カ月本気で取り組もう】
消防士を辞ようか迷っているなら、以下の3つを本気で取り組んでみてください。
- まずは自分の市場価値を知る!
- 転職エージェントを利用した転職活動
- ブログ・アフィリエイト
上記の4つは実はあなたのこれからの人生を大きく変える可能性を秘めています。
ですから、これからお話する内容を是非参考にしてみてください。
消防士を辞める前の準備【まずは自分の市場価値を知る!】
市場価値と言う言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれませんが簡単に言いますと、一つの会社や組織に縛られずにに、今後あなたが自由に働く先を選べる尺度のことです。
たとえば、あなたの市場価値が低ければ、消防組織と似たような業界でしか働けませんが、市場価値が高ければ消防の世界とは違う業種にチャレンジして成果を出すこともできるようになります。
職場でこんな会話しませんか?
「消防士から転職しようと思っても、正直できる仕事が無いし、トラックの運転手くらいでしょ?」
消防士の転職先としてトラック運転手ってどうなんですか? 今回はこういった疑問にお答えします。 この記事の想定読者 消防士の転職先とし[…]
上記はトラック運転手に転職して大成功を収めたボクの先輩の体験談です。
今でもお付き合いさせて頂いているグレートな先輩で、組織に縛られない生活を謳歌されています。
ただ、消防士の転職先がトラックの運転手やバスの運転手だけではありません。
ボクが過去に転職エージェントを利用して感じたことは、消防職員として働く中で身に付けた上司から指示されたことを正確に再現できる能力や、集団生活で身に付けた「場を読む」能力、そして何よりも礼儀正しさ、と言ったものにいい反応をする企業がたくさんありました。
それではその「自分の市場価値」ってどうやって知るのかと言いますと、今やネットで簡単に調べることができるんです。
MIIDAS(ミイダス)を利用すると、あなたがどんな職種に向いていて、転職した際にどれくらいの年収になるのかが一目瞭然で分かります。
もちろんMIIDAS(ミイダス)は無料で利用できます。
公式サイトにアクセスして、プロフィールから職務経歴、実務経験に語学・資格の項目を入力してけば3分程度でできますよ。
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消防士を辞める前の準備【転職エージェントを利用した転職活動】
ボクが転職活動をしていた当時は、この転職エージェントでかなり時間の短縮を図れたんじゃないか、って思っています。
転職エージェントというのは、ネットで登録をすると、完全無料で転職相談に乗ってくれるサービスです。
求人情報の提供から、面接日時等のセッティング、採用条件等のとりまとめ、給与交渉、入社日の調整など転職活動の一連をサポートをしてくれます。
転職サイトと転職エージェントの違いは、「担当者がつくかつかないか」という点です。
結論的には、転職サイトよりも転職エージェントを圧倒的におすすめします。転職サイトは、あくまで転職エージェントのバックアップとして利用した方が、転職活動を効率よく行えるかなと思います。
消防士からの転職に有利な転職サイト・転職エージェント
消防士から転職する際に、現実的に利用できる転職サイトと転職エージェントは以下のものしかありません。
- 消防士に強い転職サイト…リクナビNEXT
- 消防士に強い転職エージェント…リクルートエージェント
理由は簡単で、「未経験業種への転職案件が日本一」だからです。
他にもたくさんの転職エージェントがありますが、20代、新卒、第二新卒、経験有…など縛りが多く、実際に門前払いされる可能性があります。
社会人経験のある消防職員なら話は別ですが、新卒や高卒で消防職員になった人ははっきり言って社会的なスキルがゼロです。
これは実際にボクが転職活動をした際に、担当のキャリアアドバイザーに言われました。
ただし、リクナビNEXTとリクルートエージェントに登録すれば、消防士の転職に強いキャリアアドバイザーが付いてくれますので、かなり有利に転職活動を進めて行けますよ。
もし、消防士を辞めて転職するなら、リクナビNEXTとリクルートエージェントには必ず登録しておいてください。もちろん登録は無料ですよ。
消防士を辞める前の準備【ブログ・アフィリエイト】
FXや転売などをするよりも、ぶっちゃけブログ・アフィリエイトの方が簡単です。
パソコン音痴のボクでさえ問題なく始められましたw
ボクは現役時代にこのブログ・アフィリエイトサイト運営の勉強をし始め、無謀にも自分のWEBサイトを立ち上げましたw
パソコンスキルのないボクでも半年間継続した結果、それなりに稼げるようになりました。
もちろん収益化を目標としたブログ・アフィリエイトサイト運営も良いのですが、「WEBサイトを運営する」というスキルが「自分の市場価値」を高めることに大いに役立つんです。
消防士でWEBサイトを運営経験が有るとなると転職する際にそのギャップに魅了される企業は少なくありません。
もちろん当時は現役公務員でしたので、副業制限に抵触しないような方法で取り組んでいました。
ブログ・アフィリエイトサイトは簡単に言いますと、自分のWEBページを作って、記事を書いて、商品を紹介する、という単純なインターネットビジネスです。
メリットは以下のとおりで、年齢・性別・パソコンのスキルなどは全く関係なく誰もが簡単に始められます。
- ほぼノーリスクで始められる
- 商品を販売するというマーケティング能力が自然と身に付く
- ライティングスキルが向上してさらに新しいビジネスができる
インターネットビジネスの中でも最も始めやすいのがブログ・アフィリエイトサイトです。
但し唯一のデメリットは、収益化までに最低3カ月は必要ということです。
多くの方が最初の3カ月で挫折してしまうんですが、逆に言えばここさえクリアできれば収益化は十分可能です。
ブログ・アフィリエイトサイトについては、下記の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
現役消防士です。 公務員がアフィリエイトを始める方法を教えてほしいです。 アフィリエイトで月3万円稼げるっていうのは本当なんですか? 今回の記事では、こういったデリケート[…]
まとめ:計画性さえあれば消防士を辞めても後悔しません
消防士を辞めても後悔しない方法は計画性を持って転職活動を行うということです。
上司がウザいから、人間関係が面倒くさいから、不毛な仕事に嫌気がさしたから…
理由はどうであれ、感情的に消防士を辞めてしまえば必ず後悔します。
ですからあくまでも計画的に「消防からの卒業」に向けて行動し始めてみてください。
消防士を退職したいと思っています。 失敗せずに転職できる方法を知りたいんですがなかなかいい情報がなくて... 今回はこういった疑問にお答えします。 この[…]
消防士を辞めると世界の広さに改めて気付かされるはずです。
あなたが本気で消防士を辞めたいと思っているのなら自分を信じて進んでくださいね。
今回は以上となります。