【そこじゃない!】東京消防庁ってピアスOKなんスか?に対する元東京消防庁消防隊員の回答

東京消防庁ってピアスOKなんスか?

ピアスの穴があっても大丈夫ですか?

 

今回はこういった疑問にお答えします。

 

 この記事の想定読者はこんな人です

 

東京消防庁はピアスOKなの?と疑問に思っている人

 

想定している読者は「東京消防庁はピアスOKなの?と疑問に思っている人」です。

 

 

こんにちは!東京消防庁、田舎消防を経てフリーランスとして生活している40代akira-san(@akira_blogger)です。

現在はちょうどいい仕事をしながら、家族との時間と自分の時間を楽しんでいます。

 

 

 この記事の信頼性

 

ボクは東京消防庁と某田舎消防で、通算17年間消防士として働きました。

東京消防庁をはじめ消防組織のリアルについては、わりと精通しています。

 

今回は東京消防庁で3年間、田舎消防で14年間勤務してきたボクが「東京消防庁はピアスOKなのか?ということにお答えしていきます。

 

先日以下のようなツイートをしました。

 

 

 

東京消防庁ってピアス大丈夫なんですか?みたいな質問受けるけど、逆にどう思う?あなたの彼女がCPAになって、ピアスとネックレスジャラジャラの消防士に、服脱がされて、おっぱい丸出しの彼女に心臓マッサージされたらどう?信じられる?信じられない?服務規程云々以前の話じゃないかなと

 

このツイート内容が今回の記事のキモとなります。

 

 先に結論です

 

東京消防庁はピアスはダメです!

 

では始めますね。

 

※注意:自分の経験論に基づいた記載内容となっています。これからお話する内容がすべてではありません。

 

【結論】東京消防庁ではピアスは99.9%駄目!

 

いきなり結論です。

 

東京消防庁で99.9%ピアスは駄目です。

 

確かにネットの書き込みや口コミで、

 

「ボクはしてましたよ」っていうのありますよね。

 

 

けどこの手の消防職員は0.1%くらいの人達なのかな?って感覚です。

 

 

むしろ日常的にピアスをしている消防職員の方がめずらしいです。

 

ではその理由についてお話していきますね。

 

東京消防庁でピアスが規制される理由

 

① 東京消防庁職員の服務に関する規定運用要綱

 

 

東京消防庁には例規集というものがあります。

 

例規集の人事編に東京消防庁消防職員の服務について記載されています。

 

 

服務というのは公務員として働く際のルールのようなものです。

 

 

以下は東京消防庁職員の服務に関する規定運用です。

 

 

東京消防庁職員の服務に関する規定運用要綱の第22条をご覧ください。

 

 

第22条 職員は、言動を慎み、容姿及び服装は清潔端正を旨とするほか、社会道徳を重んじ、常に職員としてふさわしい行状の保持に努めなければならない。

 

 

 

なんだか難しいことが書かれていますね。

 

 

要約すると

 

公務員らしくしなさいよ!

 

ということです。

 

ピアスをしていることが「公務員らしくない」とは一概には言えませんが、まあそういうことです。

 

ですからもしあなたが「ピアスがオレのスタイルなんだ!」という思いを持っているのなら、

 

ぶっちゃけ消防士に向いてないかもです。

 

消防は色気を出せる職場ではありませんからね。

 

それならボクのようにフリーに生きていくのがよっぽど◎

 

まずは「東京消防庁職員の服務に関する規定運用要綱」が存在することを理解して下さい。

 

② 現場活動が危ない!

 

現場活動ではピアスをしてると本当に危ない。

 

たとえば出場する際に被るあの防火フード

 

ピアスをしてると思い切って被れません。

 

 

防火衣着装というスピードが求められる場面で「あ、ピアスが」なんて言ってたら消防士失格です。

 

 

それだけです。

 

あとはと言いますと…

 

ちょっとリアルにシミュレーションしてみましょうか。

 

あなたがポンプ隊員として救急現場に出場したとしましょう。

 

PA連携ってやつです。

 

119要請のあった老夫婦宅に到着。

 

玄関を開けると鼻を突く糞尿の匂い。

 

廊下には使用済のオムツやウ◯コ、足の踏み場もないくらいのゴミの山。

 

居間の入口で座り込んだおばあさんが訳の分からないことを喋ってくる。

 

何とかして部屋の入口に着くと、部屋中ビニールひもがぐちゃぐちゃに張り巡らされている。

 

そこには何日も前から干されている大量の洗濯物。

 

さらに訳の分からない無数の電気コードが天井からぶら下がってある。

 

家のあちこちに破れた染みだらけののれん。

 

こういうった障害物をかき分けて倒れているおじいさんのもとに向かう。

 

おじいさんは脱糞しており意識なし。

 

布団は何日も前からのオシッコでグショグショ。

 

凄まじい匂いに悶絶しそうになりながらも、あなたは歯を食いしばってAEDを準備。

 

パッドを貼り付けCPR実施。

 

この間もビニールひもにぶら下がっている洗濯物や天井からの電気コードがあなたの顔に触れてしまいます。

 

まもなく救急隊が到着。

 

救急隊員と処置を交代。

 

あなたはおじいさんを担架に載せて搬送準備。

 

あなたの顔の横にぶら下がっているおばあさんのブラジャーのホックがあなたの耳に触れる。

 

ピ、ピアスがヤバい…

 

っでおじいさんを担架に載せ玄関に向けて歩き出す。

 

あなたの両手は担架の持ち手で塞がれた状態。

 

両サイドには携帯酸素を持った救急隊員、AEDを持った消防隊員。

 

5人一緒に動いている。

 

すると目の前に編み状ののれんが…

 

顔でかき分けるも耳に触れる。

 

それでも進まなきゃいけない。

 

ピ、ピアス、が~~~~!

 

って感じになります。

 

 

ちょっと大げさですがねww

 

 

これ実は現役消防士時代に何回も経験したことがある現場です。

 

消防士になる前のあなたには想像しにくいかもしれませんが、よくある現場のパターンです。

 

こんな現場に突然出場するわけですから、ピアスは少なくからず活動障害となります。

 

ピアスが原因で傷病者を落としてしまう、なんてのは最悪事態。

 

全国ニュースレベル。

 

ピアスは現場で間違いなく不利になります。

 

【暴露】東京消防庁時代、ピアスカバー、足首タトゥーをしている隊員がいたのは事実

 

ボクが東京消防庁に在席していたのはもう20年以上前。

 

ですからこのお話はあまり参考にならないかもしれませんがお聞き下さい。

 

ボクが在席していた同じ消防署の同期は、足首に小さなタトゥーを入れていましたし、同じ部の先輩は両耳にピアスホールがありました。

 

2人とも明るく真面目で仕事は熱心なタイプ。

 

 

プライベートは案の定、はじけてましたけどw

 

 

ただ勤務中にはきちんと服務規程を守り、足首のタトゥーは靴下で隠し、ピアスホールには透明のピアスカバーを付けていました。

 

もちろん消防署のお偉いさん方も知っていましたし、当時は何てことはありませんでした。

 

 

ジャラジャラネックレスの梯子隊員もおられましたしw

 

 

東京消防庁といえども、20年前はまだまだゆる〜い感じでだったんです。

 

あくまでも20年以上前は、ってことです。

 

【東京消防庁なのにピアスが駄目って…古くない?】に対するボクの見解

 

ピアス、茶髪、ロン毛、タトゥー…

 

こういったチャラい系消防職員の数は全国的に減少傾向にあります。

 

その理由は2つ。

 

  • 近年消防士を目指す人達のリテラシーが向上してきているから
  • 消防組織内のコンプライアンスが見直されてきているから

 

なので決して、

 

「消防職員にピアスを認めること」が時代の流れを汲んでいるとは言えないんです。

 

「服装なんて関係ない!」

「中身で勝負すりゃいいだろ?」

「今時ピアスが駄目ってイカれてるぜ」

 

この意見分からなくもありません。

 

 

ボクもそういうの好きですからw

 

 

 

けど消防って「最高水準のサービス業」なんです。

 

消防組織法ってのがあって、その第一条の条文が全てです。

 

リンク

 

ここでは難しい話をするつもりはありません。

 

この消防組織法はサラッと流してください。

 

ただちょっと思い返して見てください。

 

あなたがスタバへ行った時のスタッフの対応はどうですか?

Amazonや楽天市場から荷物を届けてくれる宅配業者の接遇はどうですか?

TDLやUSJの接遇って凄くないですか?

 

つまり世の中全体の接遇やサービスが向上してきているわけなんです。

 

前項目でもお話したように20年以上前は

 

ピアス、パンチパーマ、色眼鏡、ド派手なネックレス、自家用車はシャコタン…

 

こんな先輩がゴロゴロいました。

 

 

あ、これは東京消防庁ではなくて、田舎消防に転職してからのことですよww

 

 

もっと言えば、

 

「正月は消防署で飲酒」

「他人の私物を勝手に使う」

「パワハラなんて概念はない」

 

こんなのが常識でした。

 

 

セリフ信じられないでしょ💧?

 

 

けどこんなのもう遠い昔の話。

 

社会の流れが「品質向上」に向かっている中、消防組織も「このままではヤバいぞ」とようやく気付き始めたんです。

 

今まで消防士のパワハラや救急車の搬送ミス、消防車の事故、消防士の不祥事…

 

こんなのはほとんど報道されてきませんでした。

 

黙ってさえいれば、いくらでも隠蔽できましたから。

 

けど今やSNSですぐに拡散される。

 

SNSで拡散されたあとに「実はパワハラがありまして…」なんか言ってしまえば、その消防組織はボコボコにされてしまいます。

 

昨今、消防組織のパワハラ報道や不祥事報道が目立つのはそのためです。

 

今になってパワハラや不祥事が増えているわけではないんです。

 

今まで隠蔽できたレベルのことでもプレス発表するようになったから相対的に増えているように感しるだけ。

 

これが現実です。

 

けどこういった組織の諸問題をどんどん放出していかないと、今や社会的信用を失う世の中。

 

 

今さらですが日本の消防組織はようやく「改革期」に入った感じですね。

 

 

消防組織は「クリーン化」に向けてようやく「重い腰」を上げようとしています。

 

あなたはまさにこの「消防の改革期に東京消防庁を目指すわけです。

 

これから東京消防庁をはじめ、消防士を目指す人は、そのことを理解しておいて下さい。

 

これから東京消防庁をはじめとする消防士を目指す人へ

 

東京消防庁は「組織の強さ」が日本一

 

ボクは東京消防庁と田舎消防という対照的な消防組織で長年働きました。

 

そこで痛感したことがあります。

 

それは、

 

やっぱ東京消防庁が日本一だな!

 

ってことです。

 

組織が強くて田舎消防の10年以上先を行っている感じ。

 

しかも時代とともに常に組織がアップデートしている。

 

これは本当に素晴らしいことです。

 

無論、東京消防庁と言えども「人」で成り立っている組織なので、色々な問題を起こす職員がいます。

 

けどそういう「負」の因子に組織がビクともしない強い強い「芯」のようなものがある。

 

たとえば職員が不祥事を起こしたとしても、組織が躍起になって全職員に厳しい仕打ちをする、そんな風土はありません。

 

 

不祥事で沈み込む田舎の消防組織とはぜんぜん違います。

 

 

あくまでも職員の不祥事をオープンにして、効率的に対策していく。

 

組織としてリスク管理がしっかりできて着るから、いち職員の不祥事で組織が落ち込まない。

 

こういう不祥事があったから、今後はこういう対策をしていきましょうね、というのをサラッとやってのける。

 

だから職員も腐らないしイヤな風土も蔓延しにくい。

 

東京消防庁の魅力は実はここにあります。

 

 

ただ単に消防車両や資器材が凄いとか、現場活動が凄いとか、そういったことだけではないんですよね。

 

 

東京消防庁は予算が日本一

 

これは言うまでもありませんが、東京消防庁は日本全国728ある消防組織の中で消防予算が日本一です。

 

 

日本一の東京都の税収に支えられているから当然です。

 

 

消防予算が十分にあるから、消防職員の給料も高く、仕事に対するモチベーションも高い。

👇

仕事の質が向上し、市民へ最高水準のサービスが提供できる。

👇

結果、都議会での消防予算要求が承認されやすくなる。

👇

必然的に次年度の消防予算が十分満たされる。

 

東京消防庁ではこういった好循環が常に起こっています。

 

このような組織事情はこれから消防士になるあなたにとっては理解しにくいでしょうが、シンプルに東京消防庁にはお金が潤っているということです。

 

田舎消防では到底あり得ない話です。

 

あなたが目指す東京消防庁は日本一お金持ちの消防組織です。

 

東京消防庁を目指す際、ピアス以上に超重要なこと!

 

ピアス、どうしようかな?

 

なんて考えるよりももっと重要なことがあるんです。

 

何度も言いますが、東京消防庁は日本一の消防組織。

 

近年採用試験の倍率が上昇してきています。

 

なので合格を勝ち取るには並大抵の努力では不可能。

 

しかも東京消防庁の採用は人物重視。

 

ということは

 

「東京消防庁に特化した試験対策」

 

が必要となってきます。

 

しかも最近では「東京消防庁に強い」と言われている公務員予備校でさえも苦戦していると聞きます。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

東京消防庁のOBに面接対策をしてもらうことです。

 

これが答えです。

 

ちなみにボクでは駄目です。

 

なぜならボクは20年以上前のOBだから。

 

ここが本当に重要。

 

20年以上前の情報なんて通用しません。

 

ポイントは、

 

最新の情報を知っている東京消防庁のOBから情報を得る。

 

しかも近年の東京消防庁の組織方針などをしっかりと理解しているOB。

 

もちろんSNSを通じて基本的な質問はできます。

 

しかし彼らもプロ。

 

膨大な時間と労力を割いて情報収集をしています。

 

ですから安易に情報を奪い取ろうとするのは非常識です。

 

今なら入会金+月々6,600円で「東京消防庁に絶対に合格できるノウハウ」を手に入れることができます。

 

何か月利用するかは自由。

 

たとえば半年なら入会金+39,600円。

 

これに対して公務員予備校は、安くても半年で100,000円以上。

 

しかも「東京消防庁に特化しきれていない」というのがネック。

 

中途半端な決断は失敗しかねません。

 

東京消防庁を目指すのなら、最短でしかも確実な方法で目指した方がいい。

 

不合格となり、1年間を棒に降れば、予備校代はもちろん、約300万円の損失となります。

 

給料が出ませんから当然です。

 

ちなみにこの「東消塾」はまだ多くのメディアには取り上げられていません。

 

なぜなら東京消防庁を目指す人の中でも「本気の人」だけに入会して欲しいから。

 

ですから現状、このakiralogだけからの紹介となります。

 

「東消塾」のスタッフは東京消防庁OBの中でも、受験生を「必ず東京消防庁に入庁させる」プロ集団。

 

ボクが自信を持って紹介するのはそのためです。

 

「絶対に合格させるノウハウ」を知っている。

 

「最短で合格できるテクニック」を知っている。

 

そんなプロ集団です。

 

一般的な公務員予備校で展開される試験対策ではなく、あくまでも「東京消防庁に入庁するため」の超特化プログラム。

 

ちなみに、

 

2020年の「東消塾」の利用者は36人。

 

そのうち30人が東京消防庁の採用試験に合格。

 

何と合格率8割超え。

 

この数字が全てを物語っているのではないでしょうか。

 

この機会を逃したらあなたはきっと後悔します。

 

このページを閉じた瞬間、チャンスを逃してしまいます。

 

チャンスは突然訪れるもの。

 

あなたが本気で東京消防庁を目指すのなら、このチャンスを逃さないでください。

 

合格を勝ち取りたい人はこちら ➤ 公式サイト:「東消塾」