【元消防士が暴く!】東京消防庁に受かる人の驚くべき共通点!

東京消防庁に受かる人ってマジでどんな人なんだろ?

採用試験、何回受けても受からないんだよな…

 

今回はこんな疑問にお答えします!

 

 

こんにちは!東京消防庁、田舎消防を経てフリーランスとして生活している40代akira-san(@akira_blogger)です。

 

 この記事の信頼性

 

ボクは東京消防庁と某田舎消防で、通算17年間消防士として働きました。

東京消防庁では6◯◯期ー1組、同期は約600人でした。

 

今回は、東京消防庁に受かる人ってマジでどんな人なんだろ?と疑問に思っているあなたへ、2つの消防本部で17年間勤務してきたボクが「東京消防庁に受かる人の驚くべき共通点!」を暴いていきます。

 

このブログを読んで頂いているあなたも、おそらく

 

何回も東京消防庁の採用試験にチャレンジしているのに一向に受からない…何か理由があるのではないか?

 

と思い悩まれているのだと思います。

 

そこで今回はそんな悩みを解決するために、

 

東京消防庁に実際に合格した消防士たち

 

を分析してみたんです。

 

するとある共通点が見えてきました!

 

 先に結論です

 

  1. 意外と体力は並
  2. どちらかといえばM
  3. 転職者が半数
  4. 時間管理ができる
  5. ほぼ予備校利用者

 

 

それでは順番に解説していきます!

 

 

ちなみに分析モデルは、東京消防庁時代同じ組だった32人の消防士たちです。

 

※注意:この記事は若手消防士時代のボクがモデルとなっています。あくまで自分の経験論に基づいた記事です。

 

東京消防庁に受かる人の共通点1:意外と体力は並

 

体力試験では高得点をたたき出すべし…

 

これは東京消防庁はもとより消防士を目指す人たちのウワサになってるやつです。

 

 

うん、分からなくもないんです。

だってボクも最初はそうだったからw

 

 

 

ボクも例外なく「とにかく体力試験は高得点で切り抜けるぞ!」と鼻息荒げてました。

 

けど現実は全く逆。

 

体力は並で必要十分!

 

です。

 

懸垂が10回もできれば十分ですし、何なら懸垂が5回で合格した同期もいます。

 

もちろん懸垂が50回余裕でできるというスーパーサイヤ人もいました。

 

彼は元陸上自衛隊員で、身体はチンパンジーを更にバルクアップさせた感じ。

 

 

セリフ実は彼、東京消防庁特別救助隊のドキュメンタリー番組にもガッツリ映っているんですよ。

 

 

けどまあ、こんな変人クラスに1人か2人のレベルです。

 

体力試験で、懸垂が5回であろうと、走力テストが冴えなくも心配無用。

 

なぜなら体力試験って

 

不自由なく身体を動かすことができるか?

 

を評価するもので、いくらずば抜けた体力があってもそれほど加点されません。

 

 

逆に言えば必要最低限の体力があれば大丈夫なんですね。

 

 

しかも消防学校を卒業する頃にはみんな15回以上できるようになります。

 

毎晩、体育館の天井から吊られた懸垂マシーンでオリャオリャやり出すので心配はいりません。

 

あえて言うなら「体力を向上させる」というより

 

消防学校を乗り切れる体力作り

故障しない身体作り

 

を意識しておいて下さい。

 

東京消防庁に受かる人の共通点2:どちらかといえばM

 

Mです。

 

もうコレは間違いありません。

 

だってみんな何だかんだいってラブリー筋肉だから。

 

  • 寮室で、風呂場で、体育館で脱ぐ。
  • 消防学校が休みの日は多摩川沿のバーベキュー現場で脱ぐ。
  • 次の休日にみんなで海に行けば脱ぐ。
  • 浜辺に着く前にとりあえず腕立て。

 

「筋肉にキレを出してから行くぜ!」という変態もいました。

 

なのでどう考えても、

 

Mですww

 

 

けど安心してください。

みんながこんなドM消防士だけではないですからね。

 

 

ボクの組の32人の内訳は以下の感じです。

 

S:2人

普通:17人

M:5人

ドM:6人

変態:2人

 

同期の顔を思い浮かべながら書きましたので間違いありません。

 

32人中17人はごく普通の人たち。

 

残りの15人が若干エッジの聞いた人たちになります。

 

けどボクの経験上消防士を目指す人って実は「隠れM」が多いです。

 

もしかしたらあなたも…

 

東京消防庁に受かる人の共通点3:転職者が半数

 

新卒と転職者が半々くらい。

 

転職者なんて一握りだろうな〜なんて思っていたので、コレは意外でしたね。

 

ボクも東京消防庁に入庁する前は半年間、ブラック飲食産業で働いていましたので転職者の1人です。

 

 

32人の中の転職者の内訳

 

元銀行員:1人

元事務員2人

元飲食関係:2人

元アパレル関係:3人

元高校教員:1人

元警視庁:1人

元警察官:1人

元自衛隊員:2人

元ブロウィンドサーファー:1人

元ブロスノーボーダー:1人

 

こんな感じであとは、新卒、高卒、専門学校卒。

 

みんなホントに多彩なんですよ。

 

 

これは昔から東京消防庁が「人物を重視する」という傾向の現れそのものなんですね。

 

新卒者と転職者とではどうしても社会経験に差が出てきます。

 

その社会経験の差が「面接試験」に現れてくるものです。

 

逆に言えばそのあたりを面接官がしっかりと見ているということです。

 

東京消防庁に受かる人の共通点4:時間管理ができる

 

先日こんなツイートをしました。

 


みんな時間管理能力が高い!

 

コレはホントにそうなんです。

 

東京消防庁に限らず消防学校って基本的に時間がないんですよ。

 

朝6時に起床したら就寝の22時まで走り抜ける感じです。

 

なので自ずと「効率良く」行動するようになります。

 

 

おそらく消防学校側もそういう狙いがあってタイトスケジュールを組んでいるんだと思います。

 

 

17時過ぎに訓練が終われば待ち受けているのは、清掃、洗濯、アイロン、夕食、課題、体力錬成、係活動…

 

これらを22時までにやらなきゃいけない。

 

ボクが東京消防庁の消防学校にいた時は寮に前期生、後期生併せて1000人。

 

これが一斉に動き出すわけです。

 

これが東京消防庁消防学校の驚愕スケジュールです

 

まずは清掃。

 

班ごとに動くので、持ち場をとにかく早く終わらせる。

 

清掃が終わり、洗濯室へダッシュ。

 

セリフ洗濯機は数が限られていたので、ここから就寝時間まで熾烈な争奪戦が始まります。

 

今日は一番乗りだ、と思ってたらすでに3台とも洗濯機が回ってる…

 

ガ~ン…

 

しょうがないので2回目を待ち、その間に課題をこなす。

 

そろそろ終わったかな〜と洗濯室を見に行くと、案の定洗濯物の山。

 

しょうがないので詰め込む詰め込む。

 

だからきっと洗えていない。

 

っでまた寮室へ戻り課題、課題。

 

っで洗濯が終わればダッシュで寮の屋上へ干しに行く。

 

そうこうしているうちに夕食の時間が来てここではホッと一息。

 

夕食が終わればまた課題。

 

っで今度は風呂。

 

人数がバカ多いので広い浴室が満員電車状態。

 

むさ苦しい男たちがシャワーの前で長蛇の列をつくり異様な光景。

 

っで風呂から上がれば、休む間もなく制服と執務服のアイロンがけ。

 

数台しかないアイロンは、いつ発火してもおかしくないだろ…ってくらい使い回す。

 

っでこれが終われば体力錬成をサクサクっとこなして。

 

終われば寮室で課題、課題。

 

その後は係活動。

 

ボクは体育委員だったのでプールの監視やその他の雑務。

 

ふと気が付けば21時30分。

 

点呼が21時50分なので、あと20分は休憩できるぞ…

 

こんな感じです。

 

とにかく忙しい。

 

スキマ時間をうまく利用して毎日の課題をやる感じです。

 

しかし2ヶ月もしたらほぼマシンのように動けるようになります。

 

こういった状況から時間管理能力が勝手に身に付くというわけです。

 

東京消防庁に受かる人の共通点5:ほぼ予備校利用者

 

ほとんどの同期がどこかの公務員予備校を利用して入庁してきました。

 

 

ボクが東京消防庁の採用試験を受けた時の倍率は25倍程度でした。

みんなその高倍率の試験を突破するために「保険」をかけていたんだと思います。

 

 

当時はまさに就職氷河期に突入していた時期。

 

東京消防庁の採用試験試験の倍率は毎年うなぎ登り。

 

採用人数は毎年減っていくのに、受験者数が増えていくという恐ろしい時代でした。

 

 

当時東京リーガルマインドっていう公務員予備校に通っていましたが、消防官講座はいつも超満員でした。

 

 

東京消防庁を目指す受験生は少ないチャンスを掴むためにとにかく必死だったんです。

 

特にボクは大学受験を経験していないので、独学なんて夢のような世界。

 

さらにボクの同期は転職者が半分以上。

 

限られた時間の中で試験勉強をやってきた人たちばかり。

 

いかに効率的な勉強をしてきたかが分かります。

 

当時寮室で「どんな試験対策をしてきたのか?」を話す時があって、その時にみんなが口を揃えて言っていたのが

 

独学ではどこから手を付けたらいいのか分かんないよね〜

予備校行ってなきゃマジでヤバかったよ

 

って言葉です。

 

 

あ、もちろん独学派もいましたよ。

 

 

けどそういう同期は「アイツ、頭がキレるよな〜」って人たちばかり。

 

独学派は何か違うんですよ。

 

元々優秀なのか、なんでこんなのが消防目指すんだ?ってレベルの人たち

 

ですからほとんどの同期が「公務員予備校のおかげでなんとか入庁できた」と言うのも決して大げさではありません。

 

最後に超重要なこと…東京消防庁に受かる人は面接を制する人です

 

これね、ホントです。

 

特に最近では「人物重視」の傾向が強くなってきています。

 

筆記試験の点数がいくら高くてもダメ。

 

頭デッカチだけでは消防士務まらないですから。

 

もちろん筋肉だけでもダメです。

 

じゃあ何か?

 

面接対策

 

です。

 

 

な〜んだそんなこと知ってるよ、予備校で面接対策してたら大丈夫でしょ…

 

しかしこんな考えを持っているあなた、

 

本当に危ないです。

 

なぜなら

 

東京消防庁を目指す受験生みんながそう思っているから。

 

ここ数年、面接試験のレベルが各段に上がってきているから。

 

その結果

 

個性がなく印象に残らない

みんなと同じような回答

作られたような違和感

 

こんなのが面接時に浮き彫りになってしまいます。

 

東京消防庁の面接官は毎年何百人もの受験生と面接してきているので、はっきり言って受験生を見抜く能力が高いです。

 

そもそも、予備校の面接対策だけでは、他の消防受験生と差を付けることなんてできません。

 

それどころか、面接官に「また、この回答か…さっきの受験生とほとんど同じだな…きっと予備校で面接対策してきたんだろうな…」

 

と見抜かれてしまいます。

 

逆に言うと、きちんとした対策をしておけば良いわけです。

 

つまり、消防士面接試験の「本質」さえ知ることができれば、簡単に合格できてしまいます。

 

じゃあ、どうすればいいのか…

 

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