消防士の試験の難易度を元消防士が解説します!【勉強が苦手な人向け】

消防士の試験の難易度ってどれくらいなんですか?

自分の学力にあった勉強方法を知りたいです。

 

今回はこういった疑問にお答えします。

 

 この記事の想定読者はこんな人です!

 

消防士の試験の難易度を知りたい人

 

 

こんにちは!東京消防庁、田舎消防を経てフリーランスとして生活している40代akira-san(@akira_blogger)です。

現在はちょうどいい仕事をしながら、家族との時間と自分の時間を楽しんでいます。

 

 

 この記事の信頼性

 

ボクは17年間、消防士として働きました。

消防士を目指した当初、自分の学力レベルを把握せずに試験に挑んだ結果、受験した消防本部はすべて不合格となり、1年間を棒に振りました。

しかし公務員専門学校に入校して、受験する消防本部を絞ったことにより東京消防庁をはじめ他7つの消防本部の筆記試験を突破することができました。

 

今回は、消防士の試験の難易度はどれくらいなの?と思い悩んでいるあなたへ、過去の7つの消防本部の筆記試験を突破したボクが、消防士の試験の難易度を学力レベル別に解説していきます。

 

以前下記のようなツイートをしました。

 

 

 

 

上記のツイートのとおり、消防士の試験に挑む受験生の学力は様々です。

 

 

というわけで今回は、ボクの独断と偏見でツイートした内容を深堀りしていきます。

 

 

 

 先に結論です!

 

消防士の試験の難易度をしっかり把握して、自分の学力レベルにあった受験勉強をする必要があります。

 

ですからこの記事を読んでしっかり受験対策をしておきましょう!

 

では始めますね。

 

【悲報】消防士の試験の難易度は想像以上

 

消防士の試験の難易度:採用試験の倍率は〇〇倍!

 

消防士の採用試験の倍率は3倍~46倍と消防本部によってかなりのばらつきがあります。

 

詳しくは下記の記事で解説しています。

 

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結論的には、自分が目指したい消防本部の倍率を把握しつつ、「戦略的に」採用試験に挑む必要があります。

 

政令指定都市消防の上級職など、かなりの学力が必要とされる消防本部は避けるべきです。

 

逆に「この消防本部は規模が小さいから倍率が低そうだな」という、感覚的な予想で受験するのもリスキーです。

 

下記の記事にボクの「戦略」を記載しています。

 

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自分の学力に照らし合わせて「期待値の高い」消防本部を受験することが必須です。

 

消防士の試験の難易度:学力の高い消防受験生が増加

 

消防士の試験の難易度が高まってきている最大の理由が「学力の高い消防受験生が増加傾向にある」ということです。

 

これは数年前に消防士を退職したボクの肌感と、現役時代に高学歴の新人を数多く見てきた経験論から言えることです。

 

仕事の呑み込みの早さや、仕事に対する考え方などはやはりそれなりにレベルが高く、「彼らに現場経験がプラスアルファされたら最強だな…」なんて思ったことがあります。

 

ネットで「消防士の採用試験はそんなに難しくない」とか「1日2、3時間市販の参考書をやっておけば受かります」という記事がありますね。

 

しかしそういった方の多くは「それなりに学力が高い方」です。

 

ボクのような偏差値40程度の凡人レベルの消防受験生がこの言葉を鵜呑みにすると、間違いなく採用試験に落ちます。

 

さらにコロナショックにより民間企業への就職よりも、公務員を目指して「安定した生活」を手に入れたい若者が増加したと言われています。

 

どんな大企業に就職しても何が起こるか分からないくらいハイリスクな時代です。

 

消防士をはじめとする公務員人気が再燃することは間違いありません。

 

消防士の試験の難易度を独断で偏見で偏差値別に解説

 

消防士の試験の難易度:偏差値30~40

 

高校・大学の偏差値が30~40の消防受験生が消防士の採用試験に合格するためには、自分が思っている1000倍以上の勉強量が必要です。

 

消防士の採用試験は、兎にも角にも「一次試験突破」です。

 

あなたがこの一次試験を突破するためには、他の消防受験生の1000倍以上の勉強量を要します。

 

なぜならあなたにとって、消防士の採用試験は圧倒的に難易度が高いからです。

 

仮に市販の過去問や参考書を買ったとしても、そもそも書いてある内容が理解できないです。

 

あなたがもしこの学力で消防士の試験に挑むのなら、公務員予備校を利用する以外方法はありません。

 

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上記の記事ではボクの経験論を交えて、消防士を目指す方向けに、公務員の予備校選びのポイントを解説しています。

 

独学で消防士の採用試験に挑むことは無謀ですので、上記の記事を必ず読んでおきましょう。

 

消防士の試験の難易度:偏差値40~50

 

高校・大学の偏差値が40~50の消防受験生が消防士の採用試験に合格するためには、1日10時間以上の勉強量が必要です。

 

これはボクの経験上断言できます。

 

以下はボクの学力と学歴です。

 

  • 高校:高校受験でなんとか県内公立高校に入学、評定平均3.0レベルで部活三昧
  • 大学:某私立4年生大学に部活の推薦で入学した結果、卒業単位取得がギリギリ

 

ボクの場合、消防士の採用試験に挑むまでまともな受験勉強をしたことがありませんでした。

 

このボクが消防士の試験の難易度をよく調べずに採用試験に挑んで見事に失敗しています。

 

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上記の記事を参考に消防士の採用試験に挑んでください。

 

独学か公務員の予備校かで迷っているくらいなら、最初から公務員の予備校に行った方がマシです。

 

消防士の採用試験は年齢制限がある上、消防士人気が留まることはありません。

 

たった1年の留年であっても、消防受験生のライバルを増やすことになります。

 

限られたチャンスを無駄にしないように、確実に合格できる方法で採用試験に挑むようにしましょう。

 

消防士の試験の難易度:偏差値50~60

 

高校・大学の偏差値が50~60の消防受験生は独学で消防士の採用試験に合格できるレベルです。

 

公務員の予備校に行く必要はありません。

 

しかし公務員試験の過去問はしておいた方が無難です。

 

なぜなら、消防士の採用試験で実施される「一般教養」試験は、少しテクニックが必要だからです。

 

特に数的処理と判断推理は大学受験や高校受験では経験のない分野です。

 

基本的な学力があれば、解くことは可能ですが、消防士の採用試験では問題数が多く、時間との戦いとなります。

 

少しでも有利な状況で試験当日を迎えるためにも、過去問を実際に解いておくことは必須です。

 

下記はボクのフォロワーさんからの情報です。

 

 

 

市販されている過去問の中でも、上記の過去問が唯一「消防士の採用試験に合格できる」過去問となります。

 

 

 

上記の畑中敦子講師は、ボクが利用していたLEC東京リーガルマインドの「神」的存在です。

 

市販されている過去問の中でも唯一「使える」過去問です。

 

ぶっちゃけ〇〇教育出版などの過去問は、消防士の採用試験である「一般教養試験」向きではありません。

 

買うなら絶対に畑中敦子シリーズです。

 

消防士の試験の難易度:偏差値60~70

 

高校・大学の偏差値が60~70の方は消防士を目指す理由がボクには分かりませんw

 

消防士を目指すことに意義はありませんが、ぶっちゃけ就職先としては勿体ないかなという感じです。

 

特に田舎の消防士を目指す場合は要注意です。

 

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田舎の消防本部は小規模で閉鎖的な組織形態ゆえ、わりとブラックな傾向があります。

 

ですから十分にリサーチしてから受験するようにしてください。

 

ちなみに以下は消防本部のスクリーニング方法です。

 

 

ネットや書籍には一切掲載されていない内容ですので、是非確認しておいてくださいね。

 

消防士の試験の難易度を元消防士が解説します!のまとめ

 

消防士の試験の難易度は、あなたが受験する消防本部の試験内容とあなたの学力によって決まります。

 

そして消防士の採用試験に合格する秘訣は「自分の学力レベルにあった受験勉強」をすることです。

 

そのためには最短距離で消防士になる方法を選んでください。

 

繰り返しになりますが、消防士の採用試験に独学で合格できるのは偏差値60~70のエリート受験生のみです。

 

ボクのような偏差値40~50あたりの凡人は公務員予備校を活用して圧倒的に勉強することが必須です。

 

特に公務員予備校選びと過去問選びで勝負が決まりますので、慎重に選んでくださいね。

 

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今回は以上となります。

 

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