消防学校ってどれくらいきついの?【元東京消防庁消防隊員が解説!】

消防学校ってどれくらいきついのか知りたいです。

消防学校入校までにやっておくべきことって何ですか?

あと、消防学校での生活を乗り切るコツとか教えてもらえませんか?

 

今回はこういった疑問にお答えします。

 

 この記事の想定読者

 

消防学校の入校を控えている未来の消防士

 

想定している読者は、上記のとおりです。

 

 この記事の信頼性

 

ボクは過去に消防職員として17年間働きました。

東京消防庁では3年、某地方消防では14年働きましたので消防学校を2回経験しています。

 

この記事では、消防学校ってどれくらいきついのか?消防学入校までにやっておくことべきことや、寮生活をうまくのりきるコツについて解説していていきます。

 

なおこのブログでは到底お話できないような田舎の消防士の裏事情については以下のnoteで公開しております。

 

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 先に結論

 

東京消防庁と地方消防の消防学校に多少の違いはありますが、体力、精神力、規律はかなり厳しいです。しかし消防学校での寮生活を送るうえでのコツを抑えておけば大丈夫です。

 

なお、これから東京消防庁や地方消防を目指す人は、以下の「消防士になるためのリアルロードマップ」をご覧ください。

 

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では始めますね。

 

消防学校がきついのは体力、精神力、規律のすべて

 

消防学校ってどれくらいきついのかって言いますと、みなさんがイメージしている「想像通り」のキツさというのが分かりやすいかなと思います。ミスをすれば腕立て伏せ100回、とにかく鬼教官に吠えられる、ぶっ倒れるまで走らされる…みたいなやつです。

 

とりわけボクも消防学校時代は数々の洗礼を受けてきましたが、たとえば下記のような感じです。

 

 

今となっては笑い話ですが、わりときつかったんですよ。一番高い訓練棟だったので10階建てくらいはあったかと思います。重たい空気呼吸器を担がされて、上までダッシュです。「今何階にいるんだよ!?隊長に言わなきゃ分かんねえだろがよ!」なんて言われて「げ、現在5、5階…です!」みたいな感じです…ひょえ~でしょ?(笑)

 

最上階まで着くや否や「てめえは訓練生の中で覚えが最低なんだよ!操作方法をオレがイイって言うまで叫べ!」みたい感じなでした(笑)

 

まあ、こんなのが容赦なく課せられます。でも大丈夫です。そんなどうしようもないボクでもちゃんと、17年間は消防士として働けたのですから、消防学校の厳しさを乗り越えられたら、まあそこそこの辛いことは耐えられるようになります。

 

実際のイメージとしては下記の動画をご覧いただければ、と思います。動画1と2は消防学校での訓練と寮生活がイメージしやすいと思います。ただし、消防学校の厳しさがリアルに撮影されているのは動画3でして、これを参考にしてください。

 

ちなみに動画3については、特別救助隊の選抜試験に合格した隊員が受ける「特別救助技術研修」というものでして、みなさんがこれから入校する「初任教育」ではありませんが、訓練の厳しさはぶっちゃけこれに近いかなと思います。

 

動画1

 

動画2

 

動画3

消防学校できつい体力面:暑さとの戦い

 

消防学校に入校する前に何が一番不安かと言いますと、やはり体力面ですよね。一体どれくらいきついのか、学生時代にスポーツはやってきたものの、消防の世界の体力って未知数ですよね。

 

消防学校で行う訓練は、ホース延長、放水、三連梯子(消防活動で使う梯子です)、空気呼吸器、投光器、救助ロープ…様々なものがあって、体力的にはやはりきついです。特に救助訓練なんかは、ロープを登ったり、ロープを渡ったり…もう腕が引きちぎれそうになります。ボクも腕力がとにかく弱かったので最初はかなりきつかったですね。でもそんなのは実は6カ月間で自然と鍛えられるので、それほど心配する必要はないのかなと。

 

では、消防学校の訓練がきついと言われる本当の理由な何なのでしょうか?

 

それは、「防火衣」を来て暑い夏場に訓練するからなんです。防火衣というのは、ご存知の通り火災現場で消防隊員が着装するあのゴツゴツした服のことです。

 

これが暑いんですよ。もうとにかく、暑いし重たいし動にくい。通気性なんてほとんどありませんし、服の中は蒸し風呂状態。で消防学校が始まるのが4月ですよね。そうすると、夏に向けてどんどん気温が上がる時期と重なります。

 

だいたい6月ぐらいになると気温も湿度も上がってきて、訓練中に1人や2人は倒れます。とりわけボクも1度だけぶっ倒れました。そのまま保健室へ運ばれましたが、まあ熱中症ですね。大事には至りませんでしたが、はっきり言って暑さに弱いと消防学校の訓練では地獄を見ます。

 

ボクが消防学校に在籍していたのは、かなり過去の話です。現在は消防学校の風土が全国的にも変わって来ていると聞きますね。厳しいのは変わりありませんが、当時のように消防学生を限界まで追い込んで…ということを繰り返して不足の事態を起こしてしまうと、社会的な問題とも成り兼ねないので、そのあたりの安全管理は改善されいるようですよ。

 

消防学校できつい精神力面:かなりメンタルにきます

 

個人的に消防学校で最もきつかったのが精神的なものでした。何かって言いますと、訓練中とにかく鬼教官が消防学生に罵声を浴びさせるわけです。いや、これも意図的なんですよ。消防署に配属されてからの火災現場では、どんなに厳しい状況でも失敗は許されません。そりゃそうです、人の命がかかっているわけですから、生半可な気持ちでは立ち向かえないわけです。

 

それを踏まえて消防学校では、鬼教官がこれでもか、と消防学生を追い込みます。

 

「そんな声じゃ何言ってるか聞こえねえんだよ!」

「てめえ!そんないい加減なことしてるんなら、辞めていいよ!」

「どうするんだ!?お前のせいで、仲間が死んだよ…」

 

まあ、こんなのを訓練中に耳元で言われるんですね。よほど精神的に強くないと萎えてしまうかもですね。ボクなんてもう酷いもんでした。教官にプレッシャーをかけられると、頭の中も目の前も真っ白…パニック状態。以前下記のようなツイートをしました。

 

 

人は限界まで精神的に追い込まれると、その人の「本性」が現れます。その状態は、火災現場で断続的に襲い掛かるプレッシャーをコントロールしつつ、状況判断していく自身の行動にリンクするんです。

 

簡単に言えば、パニクろうが、頭が真っ白になろうが、現場では訓練どおりに動き続けなければいけないわけです。たとえば、火災現場に到着して燃えている家の2階から、今まさに要救助者が飛び降りようとしていても、車の多重衝突事故の現場で、色んな所から「うめき声」が聞こえ、血生臭い現場であっても、隊長の指示どおりに冷静に活動しなければならないのが消防隊員です。

 

そのため、消防学校では徹底的に精神面を追い込まれます。でもね、大丈夫です、教官もプロですから絶妙のさじ加減でプレッシャーをかけてきますから気絶するまで、とかはないです…はずです…

 

消防学校できつい規律面:集団生活や集団行動を叩き込まれます

 

消防学校では一日のタイムスケジュールが決まっています。都道府県によって多少違いがあるものの概ね以下のような感じです。ちなみに以下はボクが東京消防庁の消防学校に在籍していた当時の一日の流れです。

 

6:00  起床 

6:10  点呼 

6:20  訓練場へ移動 

6:30  再び点呼、国旗掲揚 

6:40  通常点検、体操 

7:00  寮室へ戻り清掃

7:20  朝食  

8:30   一日の準備

9:00  訓練

12:00  昼食、休憩

13:00  訓練&座学

17:30  清掃

18:00  点呼

19:00  夕食

19:30  自由時間(入浴、洗濯、アイロンがけ)

21:50  点呼

22:00  消灯

 

まあ、過密スケジュールと言いますか毎日毎日24時間フル稼働している感じの生活です。しかも常に団体行動。移動するときは、班ごとに一列に並び廊下を右側通行。

 

廊下では、すれ違う学生同士で「お疲れ様です!」と言い合い、教官とすれ違う時は、一度立ち止まり、敬礼して「お疲れ様です!」と言う…もうぶっちゃけ囚人生活です。まあ、そのうち1カ月もすれば普通になるので大丈夫ですが。

 

上記のタイムスケジュールを見ると本当に時間がありませんよね。とにかく時間に追われている感覚です。感覚的には朝起きてから、夕食食べ終わるまでは、ノンストップで走り抜ける感覚です。

 

で問題が夕食後の、入浴と洗濯、アイロンがけ。これがまたもう大変でした。ボクが東京消防庁の消防学校にいたときは、確か前期と後期合わせて500人くらい消防学生がいたはずです。

 

 

 

上記のツイートのように風呂も、洗濯もアイロンがけも熾烈な争いが繰り広げられます。19:30からから21:50までの概ね2時間20分の間に、これらを全員が済ますので、特に洗濯なんてムリな日も。そんな場合は、次の日にサニタリールーム一番乗りを狙うのですが、上には上がいるわけです。

 

ではなぜ、入浴、洗濯、アイロンがけになぜ死に物狂いになるのかと言いますと、四六時中、身だしなみと服装をチェックされるからなんです。ヒゲが伸びているだの、制服にシワがついているだの、執務服にアイロンがかかっていないだの…教官に見つかれば罵声&腕立て伏せ。

 

また、一日の締めくくりは21:50の点呼ですが、何せ時間がないので点呼に送れる仲間が出てきます、そうなりゃ、週末の外出が禁止にされたり…

 

まあ24時間、集団行動、ミスれば連帯責任、というのを徹底的に叩き込まれます。

 

きつい消防学校での生活を乗り切るための3つのコツと恋人の存在!

 

ここからは、綺麗ごとナシで「消防学校に入校するまでに何をやっておけばいいか?」「消防学校生活を少しでも楽に乗り切るための準備」について解説します。

 

繰り返しますが、ここからお話することは「入校前に消防の勉強をしておく」とか「暑さに耐えるためのホットトレーニングそしておく」とかそういうものではありません。あくまでボクの経験論で「ぶっちゃけコレを準備しておいたら、結構楽で過ごせますよ」ってことでして、まあ「ぶっちゃけ論」です。

 

きつい消防学校での生活を乗り切るコツ①:サプリメント!

 

以前下記のようなツイートをしました。

 

 

上記のとおり、ボクは消防学校時代、かなりのサプリメントオタクでした。実はボクに限らず寮室の同僚たちもサプリメント狂だらけで、寮室のロッカーには「ドーピング剤」がずらりと並んでいました。

 

そうなんです、苦しい訓練を乗り切るためには、やっぱりサプリメントが必須です。消防学校に入校すれば分かりますが、プロテインなんて当たり前で、BCAA、アルギニン、クレアチン、HMB、マルチビタミン…もうはっきり言ってゴールドジムかよって思うくらいです、みんなサプリメントを活用していました。

 

なぜボクも含めてみんなこんなにサプリメントを飲んでいたかって言いますと

 

次の日の訓練を少しでも楽に乗り切りたいから!

 

なんです。

 

4月の最初の方はまだ大丈夫なんですよ。でも5月、6月となるとだんだん暑くなりますよね。そうすると疲労が容赦なく蓄積していくわけです。救助訓練なんか始まればイチコロです。ロープを渡りまくって、落ちまくって、教官に吠えられまくって…わりと拷問です。

 

っで次の日腕が上がらないんですよ、なのにまたロープを渡って、落ちまくって、教官に吠えられまくる…こんなのを繰り返します。「また明日もか…」ってだんだん辛くなるわけです。

 

すると寮室の仲間内で「なんか、楽になるサプリメント知らねえか?」ってなるんです。なんか雰囲気的に薬物中毒みたいですが、やっぱり人間追い込まれると少しでも楽になりたい、って思ってしまうんですよ。

 

いいんです。サプリメントに頼っても。サプリメントを悪みたいに言う人もいますが、逆にサプリメントを取らない方が非効率かなって思います。だってサプリメントを飲むことでで疲労回復が早まって、次の日の訓練のパフォーマンスが上がれば、そっちの方が成長できるわけですから。

 

なので消防学校に入校するまでに是非、自分に合うサプリメントを探しておいてくださいね。

 

 

ちなみに上記はコスパ最強のマイプロテインですが、このサイトのサイドバーのマイプロテイン公式サイトからですと、毎月ゾロ目セールや給料日セールといった激安セールが設定されています。

 

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タイミングが良ければ、なんと45%OFFとかで購入できてしまいますので、是非利用してくださいね。

 

きつい消防学校での生活を乗り切るコツ②:コンタクトレンズは「一日使い捨て」

 

コンタクトレンズは必須です。もう絶対にいります!しかも全力で「一日使い捨て」をおすすめします。

 

 

なぜならこの記事の前半でもお話したとおり、消防学校って圧倒的に時間がないわけです。風呂、洗濯、アイロンがけ、座学の復讐、体力錬成…もうほんとに時間に追われます。

 

そんな中でコンタクトレンズを毎日毎日洗っている時間っていうのがやっぱりないんですね。ボクは当時「2週間使い捨て」を使っていたんですが、洗浄している時間がないんです。それくらいの時間あるでしょ?って思うかもしれませんが、まあ入校すれば分かります(笑)

 

それともう一つ、訓練中にコンタクトレンズが外れてしまったりもするんです。とりわけボクはドライアイでしてので、目が乾いてほんとにコンタクトレンズが良く外れました。なので最初は執務服のポケットに目薬を忍ばせていたんですが、はっきり言って鬼教官達が目を光らせている訓練中に目薬をさしているヒマなんてないんですね。

 

訓練中に「ちょっと目が乾きますので目薬を…」…なんてのは到底許されませんが、「あ、コンタクトが外れました…新しいのハメ直します」ってのはOKです。しかも「一日使い捨て」ならたとえ失くしても、一枚当たりの値段が安いのでさほど痛手にはなりませんよね。なので費用対効果を考えて「一日使い捨て」に買い換えました。

 

きつい消防学校での生活を乗り切るコツ③:腕時計は絶対にアナログの「G-SHOCK」!

 

繰り返しますが、消防学校の生活では時間管理がすべてと言っても過言ではありません。限られた時間を自分でうまく組み立てて生活しないと、すぐに消灯時間になってしまいます。消防学校では24時間腕度時計とにらめっこな生活が続きます。

 

なので腕時計は絶対に必要なんですが、どんな腕時計が消防学校の生活に向いているかと言いますと、ズバリ、アナログの「G-SHOCK」です。別にボクは「カシオ」さんの回し者とかでないのですが、アナログの「G-SHOCK」が消防学校生活に向いている理由は

 

  • 見やすい
  • とにかく丈夫
  • 防水性が高い
  • 電池が切れない
  • 時計が狂わない

 

上記の理由です。消防学校の訓練ってハードですから、「ぶつける、濡れる」なんてのは当たり前です。さらにシビアなタイムスケジュールの中で生活しますので、電池切れや時計の狂いはっきり言って命取りとなります。

 

でなぜアナログかって言いますと、消防学校のすべての時計がアナログだからです。教官が「昼からの訓練は12時55分には訓練場に整列しておけよ!」なんて言いますと、みんな一斉に教室の時計に目をやるわけです。ここで自分の腕時計がデジタルだと、視覚的にリンクしにくいんですね。

 

「昼からの訓練は12時55分には訓練場に整列しておけよ!」って言われた瞬間、反射的に「12時55分」という時計の針の映像が脳ミソに刻まれますので、絶対にアナログを推します。

 

ウンチクをだらだらとお話ししましたが、とにかく消防学校での不安要素をすべてクリアしているのが「G-SHOCK」ということですね。ちなみに下記のツイートはボクのエピソードですが、「G-SHOCK」に救われたってやつです。

 

 

上記は笑い話ですが、実際に現場に配属されるようになっても「G-SHOCK」率はめちゃくちゃ高いです。教官も現場の人たちですから、やっぱり日頃から「G-SHOCK」を愛用しているんでしょうね。

 

 

ちなみに上記は消防士の使用率が№1の、G-SHOCK MUDMASTERモデルです。

 

きつい消防学校での生活を乗り切るコツ④:恋人はいますか?

 

これは記事に書こうか書くまいか迷ったのですが、綺麗ごとナシで、と決めたので書てしまいました。

 

 

はっきり言って、消防学校の生活のモチベーションって「消防士としての熱い志」みたいな綺麗ごとだけでは維持できないです。もちろん月曜日から金曜日までの消防学校生活では「情熱」的なものを忘れてはいけません。

 

ただし、土日は別です。自分をうまく解放してやらないと身体が持ちません。なので、オンとオフを切り替えるというためにも、週末のリラックスは必要です。

 

っで心と身体をリラックスさせるためには、やはり「恋人」の存在が大きいと言えます。これは説明不要ですよね。だってつらい消防学校であっても、恋人がいると理由なく頑張れますから。

 

➤ 恋愛マッチングサービス(18禁)

 

これも冗談半分、半分本気ですが、消防学校入校前につらい状況を少しでもうまく乗り越えるための方策を立てておいてくださいね。

 

まとめ:きつい消防学校を乗り切るためのコツのおさらい

 

4月から消防学校の入校を控えている方は是非、「全力で消防学校生活を謳歌」してください。消防学校で培われたことが後の消防人生の基盤となります。なのでどんなに辛くて苦しい訓練であっても決してあきらめないで下さい。

 

ボクは人生で2回の消防学校生活を経験しましたので、消防学校を乗り切るコツについてお話してきました。今回は綺麗ごとナシで記事を書いてきましたが、

 

  • サプリメント
  • 「一日使い捨て」のコンタクト
  • アナログのG-SHOCK
  • 恋人を作っておく

 

是非上記4つのコツを活用して頂いて、きつい消防学校生活を乗り切ってもらえたらな、と思います。

 

今回は以上となります。